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通過率の上がる【グループディスカッション対策】就活生必読!

就職活動

就活における選考初期の段階で、よく行われることの多いグループディスカッション。
初めて会った人と、限られた時間の中で結論を出す必要があるため、1人では事前練習をしにくく、苦手としている就活生も多いです。

しかし、だからといって就活で避けては通れないグループディスカッション。「そもそもグループディスカッションって何?」という人から、「何回か経験しているけれどうまくいかない」という人まで、これを読んで選考通過率を格段に上げていこう。

グループディスカッションって何?どう進んでいくの?

グループディスカッションとは、複数人でチームとなり、与えられた議題について話し合い、時間内に結論を出すというものです。一般的には、以下のような形で進行していくこととなります。

【1】議題提示
【2】開始・挨拶
【3】役割分担
【4】議論
【5】結論出し
【6】発表

※一例です。グループディスカッションによっては挨拶が先に行われたりする等、多少異なります。

【1】議題提示
まずはこれから話し合う議題について、提示されます。就活におけるグループディスカッションでの議題は、時事問題・業界/企業のこと、働き方や社会の価値観にまつわるもの等、様々です。

2】開始・挨拶
いざ、議題が提示されて開始になったとしても、いきなり議論に入るわけではありません。就活のグループディスカッションの場合、全員初対面であることがほとんどです。まずはお互いに簡単な挨拶・自己紹介をして、緊張感を解くことからスタートしましょう。

【3】役割分担
お互いに挨拶・自己紹介が終わったら、グループディスカッションを円滑に進めるために、役割を分担します。基本的に役割は「司会」「書記」「タイムキーパー」「発表者」の4つです。

(1)司会
進行役です。チームの中心として議論を進め、メンバーからより多くの意見を引き出したり、出てきた意見を取りまとめる役割を持ちます。

(2)書記
出された意見や議論の内容を記録していく役です。結論出し・発表にあたって、書記の記録が内容の整理に重要な意味を持ちます。チームへの貢献度が高い役割と言えるでしょう。

(3)タイムキーパー
時間の管理を行う役です。通常グループディスカッションには制限時間が設定されています。制限時間内に議論から結論出し、発表までの段取りをマネージメントする役割として、なくてはならない存在です。

(4)発表者
チーム内で議論し、取りまとめた内容を、実際に発表する役です。いくら上手に結論をまとめられたとしても、それを第三者にしっかりと伝えられなければ、意味がありません。要点を取捨選択し、よりよく相手に伝える力を試される役割です。司会が兼任するというようなケースもあります。

【4】議論
各自の役割をこなしつつ、お互いに意見を活発に出し合い、調整しながら結論を出していきましょう。

【5】結論出し
グループディスカッションの最後にチームで発表を求められることも多いです。議論で出た意見をまとめ、第三者に発表できるよう時間内に準備していきましょう。

【6】発表
グループディスカッション終了後、意見を出し合って出た結論を、他のチームや採用担当者に対し発表します。チームでの総決算ともいえる部分です。

【1】~【6】の流れを見ると、「普段ゼミや授業でも似たようなことをしているから、そこまで難しくないかも」と思った人もいるかもしれません。しかし就活におけるグループディスカッションは、初対面同士で行ったり、選考という場ということもあり、いくつか気を付けるべきポイントもあります。
次に、気を付けるべきポイントを押さえ、選考通過率をアップさせていきましょう。

役割分担がグループディスカッションの成否を分ける!

グループディスカッションでは、役割分担が成否を分けるといっても過言ではありません。しかし、正しく役割分担をできていなかったり、間違った分担方法で進めてしまうと、上手くグループディスカッションを行うことができません。

グループディスカッションを成功させるための役割分担にあたっては、次の3点を守るようにしましょう。

【1】役割分担は、必ずしよう
【2】役割に固執・注力しすぎないようにしよう
【3】役割を持っている人に、任せたままにしないようにしよう

【1】役割分担は、必ずしよう
「時間内に終わらせないといけないし、司会とか書記、タイムキーパーを決めている時間があったら、早く議論に入ったほうがよいのでは?」と思った人もいるかもしれません。しかし、役割分担が曖昧だと、次のような弊害が出てしまいます。

・何となく意見が出るだけで、結論に向かってまとまっていかない
・時間を誰も見ていないので、時間内に結論が出ない
・各々で何となくメモを取ってはいるものの、体系だった形でまとめられていないので、結論出しに時間がかかる……等々

時間の限られている中で、かつ初対面の人同士で役割分担をするというのは、たしかに抵抗感があるかもしれません。しかし、役割分担があることは、かえってチーム全体の負荷が減ることにつながります。最終的には、時間内で効率的にグループディスカッションを完遂することにつながりますので、役割分担は必ずするようにしましょう。

ただし「誰かこの役割をやってくれないかな」というように、役割の譲り合い・押し付け合いをすることは、時間のロスです。グループディスカッションを成功に導くための役割分担ですので、自分が足りないピースを埋めるつもりで、積極的に役割を担うようにしましょう。

【2】役割に固執・注力しすぎないようにしよう
各自に役割分担がされた後、各々がその役割を果たすことに注力しすぎてしまい、結局議論が深まっていかないということは、よくありがちなNGポイントです。
各々がそれぞれの役割に注力しすぎてしまうと、以下のような弊害が出てきてしまいます。

例:
司会→チームをまとめることに意識が向き、ワンマン的に議論を進めてしまう
書記→出てきた意見を取りまとめることに集中しすぎてしまい、意見を出さないまま終わってしまう
タイムキーパー→時間を気にしすぎて、まだ議論が煮詰まっていないのに先に進めてしまおうとする
発表者→どう伝えるかに注力してしまい、意見を出さないまま終わってしまう

与えられた役割だけをただやるのみでは、グループディスカッションは上手くいきません。役割は、あくまでグループディスカッションを効率的に進めるためのツールです。
各々の意見を出し合いつつ、同時並行で役割をこなすことが、建設的なグループディスカッションにつながるということを、忘れないようにしましょう。

【3】役割を持っている人に、任せたままにしないようにしよう
上記の【2】と重複する部分もありますが、役割を割り振られなかったり、自分の担当でない役割の人に、全部任せてしまうというのも、よくあるNGポイントです。

例えば書記やタイムキーパーの人が、「自分は書記/タイムキーパーだから、意見出しは他の人に任せてしまおう」と考えてしまったりというケースです。

前述の通りグループディスカッションは、各々の意見を出し合って初めて成立するものです。「自分はこの役割だから意見を出さない(≒自分は役割を果たしているのだから、意見を出さなくてもよいはずだ)」という考えは、グループディスカッションそのものを停滞させてしまう=選考に落ちてしまいかねない考えであることを忘れないようにしましょう。

CHECK:司会・発表者は選考の中で有利?
グループディスカッションにおける各役割の中でも、司会や発表者は特に目立ちます。そのため、司会や発表者を引き受けることは、選考に有利だと考える就活生が一定数います。

しかし採用担当者は、グループディスカッションの中でどう議論を進めていくかや、どのような視点で物事を捉えているかという点を通じ、その就活生はどんな人・もし入社したらどんな風に活躍していきそうなのかを見ています。

そのため、司会を引き受けた=すごい人だから合格という評価を下すことはありません。あくまでその役割も通じ、よりよい方向性でグループディスカッションをできていけるかという点が重視されます。役割=アピール材料という短絡的な考え方はしないようにしましょう。

こんな時、どうする?グループディスカッションを成功させるには

グループディスカッションを通じ、なかなかうまくいかない・選考で落ちてしまうということは、就活を通じてよくあることです。
ここでは、グループディスカッションでよくある難関ポイント3点を知って、対策をしていきましょう。

【1】皆黙って意見が出てこない
【2】あまり馴染みのないテーマが出てきた
【3】時間をオーバーしてしまう

【1】皆黙って意見が出てこない
「初対面同士で話しにくい」「内気だから、口火を切るのが恥ずかしい」「変に目立ってしまうのは嫌だ」等々の理由で、グループディスカッションが全く進んでいかないことが、よくあります。

しかし、これは就活においてマイナスになることはあっても、プラスに働くことはありません。
なぜなら採用担当者からみて、就活生を評価しようがない=落とさざるをえないという判断になるからです。

採用担当者は、就活生がグループディスカッションをしている様子を見ながら、どうやって議論を進めていくかや、どのような観点で物事を捉えているかという点を評価ポイントにしています。これらの点は、その就活生がもし入社したらどんな風に活躍していきそうかという点に直結するからです。
そのため、皆が黙って意見が出てこない状況だと、こういった評価ポイントをそもそも採用担当者が見ることをできず、「そもそも評価しようがないから、落とさざるをえない」ということになってしまうのです。

グループディスカッションは、目立つ人・すごい人が受かるというものではありません。グループディスカッションの進め方を通し、各企業の方針に合う人物かマッチングを進める場です。
たとえグループディスカッション的に失敗したとしても、果敢にチャレンジしていくことで、採用担当者から大きく評価される場面も多々あります。

基本的にグループディスカッションでは、自分がまず最初に発言するくらいの気持ちで臨んでいくようにしましょう。
また、会話の最初をどう切り出したらよいか分からないという場合は、大学キャリアセンターや学外で行っている無料のグループディスカッション講座や練習会もありますので、事前に参加して慣れておくとよいでしょう。

【2】あまり馴染みのないテーマで意見がなかなか出てこない
大学の授業やニュースでもよく聞くようなテーマならまだしも、チーム全員が全く聞きなじみのないテーマを出されることも、グループディスカッションではよくあります。
その場合、皆意見を出し合う気はあるものの、馴染みのないテーマゆえなかなか議論が進んでいかないという問題に直面します。

そういった時は、手持ちのスマートフォン(スマホ)で、検索しながら議論を進めていくというのも、1つの手です。

「グループディスカッションの場でスマホを使ってもいいのだろうか」「態度が悪いと見なされて落とされるのではないか」という心配もあるかもしれません。しかし、ここでスマホを出して使うのは、議論を深めるための情報収集という目的があります。
むしろグループディスカッションの議論を深め、よりよい結論に導くことができれば、「情報を積極的に収集・解析し、自分達にフィードバックする力がある」「多角的に物事を検証しようとする力がある」といった、よりプラスの評価をもらえることも少なくありません。

ただしグループディスカッションによっては、「資料で調べることやスマホで検索することは禁止」ということもあります。その場合は、ルールに従うようにしましょう。
また、検索して出てきた記事やコンテンツの内容を全部流用して結論出しをしたり、スマホで検索ばかりして意見を出さないことはNGですので、注意しましょう。

【3】時間オーバーしてしまう
議論が進んで多くの意見が出てきたものの、まとめるのに時間がかかり、結論にたどり着けないということも、グループディスカッションではありがちです。

これを防ぐために、まずグループディスカッションの序盤で、ある程度結論を決めてしまうという方法があります。
正確には、結論というゴールから逆算して議論を深めていくというものです。最初に結論を決めておくことで、残りの時間を結論の根拠や肉付けを行っていくことに集中でき、効率的にグループディスカッションを進めていくことができます。

もちろん、例えば司会が強引に序盤で「結論はこうだ」と決めてしまうような形は、望ましくありません。しかし、限られた時間の中で最良の結論を出すことも、グループディスカッションで採用担当者に評価されるポイントの1つです。「グループディスカッションの最初の10分で結論の意見出しをしてしまおう」というような形で、序盤にグループディスカッションの方向性を確定させることも、時間オーバーしないために有効であることは忘れないようにしましょう。

CHECK:多数決で結論を決めるのはNG
時間をオーバーさせないために、ある程度結論の候補が出てきたら、多数決で決めようとするケースがあります。「多数決で結論を決めたほうが、チーム内でも納得感があるだろうし平和的」と考えがちですが、この方法はNGです。

グループディスカッションの目的は、議論により結論を導き出すということです。最後の結論を導き出す段階で多数決を取ることは、議論の放棄を意味してしまいます。
せっかくここまで積み上げてきた議論や、採用担当者からの評価も落ちてしまいますので、多数決での結論出しはしないようにしましょう。

講座や練習に、積極的に参加しておこう

グループディスカッションは、初めて会った人と、限られた時間の中で結論を出す必要があるため、1人では事前練習をしにくく、苦手としている就活生も多いです。

しかし、ここで出てきたポイントを押さえれば、格段にグループディスカッションの成功率は高まるはずです。
また、大学キャリアセンターや就活ナビサイト主催の無料のグループディスカッション講座・練習会は、年間を通じ行われています。例えば就活ナビサイトのブンナビでは、一人ではなかなか出来ない選考対策セミナーが年間を通して行われています。
グループディスカッションが不安な人は、あらかじめこうした講座・練習会に参加して、ノウハウを貯めておくようにしましょう。

講座や練習会に参加することは、時間がかかって遠回りのように見えるかもしれません。しかしグループディスカッションでのノウハウは、社会人になってからの会議でも使えるものです。
就活という短期的な視野だけに捉われず、今後の社会人生活も見据え、積極的に参加していくようにしましょう。

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