内定に一歩リード『就活進め方ガイド』

先輩1,000人が教える【ずばり●万円】いくらあれば就活を乗り切れる?

就職活動

インターンシップへの参加も含めると、かなりの長期間に渡る就活。場合によってはアルバイトを休まないといけないこともあり、費用面を心配する就活生も。

今回は、1,000人以上の先輩データから、必要な金額や、どんなことで費用がかさむか、どうやって節約するかを伝授!

ずばり●円!どんなことで就活費用がかさむの?

実際のところ、就活にかかる費用はいくらなのでしょうか。

1,000人以上の学生が回答しているブンナビ×読売新聞(会員数:約10万人)による月例調査の過去3年平均によると、就活にかかる費用は79,383円です。

就活中はアルバイトを休むこともあることを踏まえると、かなりの負担となるのではないでしょうか。
同調査では、費用の内訳も聞いており、それによると各平均は以下のようです。
・交通費/宿泊費:40,046円
・服装関連費(スーツ・鞄等):29,030円
・勉強費(参考書・書籍等):10,306円
※小数点以下切り捨て

交通費/宿泊費や、服装関連費が、特に大きな割合を占めているようです。とはいえ、交通費を過剰に削って企業探しの選択肢を減らしたりする等、就活の目的を考えると本末転倒です。
こういった費用の問題を、先輩達はどう解決してきたのでしょうか。次に費用の工面方法や節約術をみていきましょう。

先輩1,000人が教える!就活費用の工面方法

では、先輩達はどのようにして費用を工面していたのでしょうか。同調査によると、次の3つの方法が主流のようです。

Q.就職活動の費用は主にどのようにして工面しましたか。(複数選択)
自分自身のアルバイト代・貯金など:77.9%
親からの仕送り・援助:55.2%
企業からの支援:12.0%

自分自身のアルバイト代や貯金に加え、必要に応じて親からの援助を受けるという方法が、先輩達の主流なようですね。
また、選考の終盤になると、企業から交通費・宿泊費の援助があることも多いようです。
調査でも、学生の2人に1人近くが、企業から援助をもらっている結果が出ました。もし志望企業にこうした制度があるようなら、上手く活用していくとよいでしょう。

Q.企業からの交通費・宿泊費補助はありましたか。また、選考のどのタイミングで渡されましたか。
(補助の有無)あった:45.5%
(渡されたタイミング)選考終盤:75.0%

先輩1,000人が教える!就活費用の節約術

費用の工面については、親や企業からの補助があることも多いとはいえ、できる限り費用は節約したいもの。では、先輩達はどのようにして費用を節約していったのでしょうか。

▼PICK UP!先輩達が実際に行った節約術
(1)交通費
「遠くても交通費を節約するために歩ける範囲ならなるべく帰りだけでも雨であっても歩いた」(成蹊大学・文系・女性)
「交通手段で、徒歩や自転車を駆使した」(山陽学園大学・文系・女性)
「合同説明会などのイベントでは、友人の車に相乗りさせてもらっていました」(金沢学院大学・文系・女性)
オンラインで参加できるものは参加する」(大阪大学・理系・男性)
「オンラインで済ませられるものは、オンラインにした」(中央大学・文系・男性)

(2)服装関連費・勉強費
スーツは1番安いものを使用し、参考書は先輩から譲り受け、電車代の節約のために時間をかけてでも安いルートを選択し早く家を出るように努めました」(國學院大学・文系・男性)
「SPI試験等は先輩から譲り受けた参考書で勉強した」(東京海洋大学・理系・男性)
「先輩方から面接の本を譲り受けた」(和歌山大学・文系・女性)

(3)その他
「普段のアルバイトに加え、時給1,500円の短期アルバイトを追加してまかなった」(日本大学・文系・女性)
「フリマアプリで自分の物を売り、少額だがお金を得た」(同志社大学・文系・男性)
「持ち物を売った」(神奈川大学・文系・男性)
フリマアプリで物を売った」(京都女子大学・文系・女性)

様々な方法で費用を節約したり、費用を賄ったりしていることが分かりました。やはり大なり小なりの節約は、就活を通して必要なようです。
先輩達の方法も参考にしつつ、上手に費用を抑えていくようにするとよいでしょう。

この2つに注意。就活費用を節約するときはここに気を付けよう

ここまで、先輩達の就活費用の節約術をみてきました。
ただ、こうした費用の節約の中でも、次の2点は注意しましょう。

(1)就活費用節約のためだけに、オンラインでの参加に絞らない
(2)スーツや靴の貸し借りはしない

(1)就活費用節約のためだけに、オンラインでの参加に絞らない
近年では、オンラインでのインターンシップや説明会、選考が普及していることもあり、交通費や宿泊費を押さえやすくなっています。しかし、だからといって就活費用節約のためだけにオンラインのイベントに絞って参加することは、避けたほうが無難です。

オンラインでの参加は、手軽に遠方の企業にもアクセスでき、費用もかからないという利点を持ちます。一方、特にインターンシップにおいて、職場の雰囲気や社風を理解しづらいという側面があるのです。

憧れの企業や特に興味のある業界について、もし対面型のイベントが開催されていた場合、少なくとも一度は、交通費をかけてでも参加しておくとよいでしょう。
「憧れの企業だったけれど、思っていたのと違った」「同じ業界の企業でも、A社よりB社のほうが自分に合いそうだ」というように、本当の意味で自分にマッチする企業かが分かるからです。

就活は効率的に内定をもらうことが目的ではありません。あくまで社会人になった時に良いスタートを切るためのものです。費用に固執しすぎて、可能性を狭めないよう注意しましょう。

(2)スーツや靴の貸し借りはしない
先輩達の実際に行った節約術をみても、「スーツ・革靴を親や先輩から譲り受けた」というものはありません。これは、自分の体格に合わないスーツを着ていることで不格好さが際立ち、面接官からの第一印象を損ねてしまう可能性があるためです。

特にスーツは、たとえ同じくらいの身長であったとしても、肩幅や袖の長さ等、人によってかなり異なってきます。価格が比較的安いものでも問題ありませんので、自分用に調整・仕立てたスーツを購入しておくようにしましょう。また大学生協等で、スーツを割引価格で販売していたりすることもあるので、費用を抑えたい方はチェックしておくとよいでしょう。

ちなみに靴については、たとえ借りたものであったとしても、サイズさえ合っていれば不格好に見えることはありません。しかし、サイズが同じでも人によって足の形は異なります。特に慣れない革靴の場合、自分の足に合わないと靴擦れを起こしたりします。やはりこちらも自分用の靴を購入しておくようにしましょう。

上手に就活費用を抑えて、就活を乗り越えよう

就活では普段の生活に加えて、どうしても費用がかかってくるため、節約を迫られる場面は多くなっていきます。
しかし1,000人以上の先輩が実践してきた節約術や、節約時の注意点を理解しておけば、費用を抑えつつよりよい就活ができるはずです。

また、就活ナビサイト主催のイベントでは、参加特典としてAmazonギフト券がもらえたり、参考書をもらえたりすることもあります。例えば就活ナビサイトのブンナビでは、1日参加することで10,000円分の特典をもらえたり、『就職四季報』等の参考書をもらえるイベントが随時開催されています。こうした就活ナビサイトの特典も上手に活用し、就活費用を賄っていくことも手段の1つです。

かけるべき費用はかけつつ、抑えるべき費用は抑えながら、よりよい就活をしていくようにしましょう!

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