「普段のメイクと就活メイクだと、変えたほうがよい?」
「対面とオンラインで、就活メイクは変わる?」
「変える場合、どの部分を変えたほうがよい?」
気になるけれど、「どれが正しい」か分からない就活メイク。正解が見つからないのなら、実際に就活をしてきた先輩達に聞くのが一番!347人の先輩のデータから、あなたの就活メイクをどうしていけばよいかを学んでいきましょう!
※本記事は、就職活動におけるメイクの是非そのものを問うものではありません。
就活に向けてメイクは変えるべき?
そもそも、就活に向けてメイクは変えるべきなのでしょうか。
今回ブンナビ×読売新聞(会員数:約10万人)の会員に対して行った月例調査の中で、347人の先輩から回答をもらいました。その結果をみていきながら、就活においてメイクを変えるべきかどうかを判断していきましょう。
Q 「就職活動をする時のメイク」と「普段のメイク」は意識して変える予定ですか。(択一)
全体(347人)
変える予定:35.7%
特に変えない:20.7%
わからない:4.3%
メイクはしない:39.2%
男性(144人)
変える予定:4.2%
特に変えない:2.1%
わからない:3.5%
メイクはしない:90.3%
女性(203人)
変える予定:58.1%
特に変えない:34.0%
わからない:4.9%
メイクはしない:3.0%
全体では3人に1人以上、女性の場合6割近くが、就活ではメイクを意識的に変えるという結果が出ました。このようにみると、就活に向けてメイクを変えておいたほうが無難といえそうです。
では、具体的にどのパーツを一番意識して変えるのでしょうか。
Q「変える予定」を選択した方にお聞きします。どのパーツを一番意識して変えますか。(択一)
全体(124人)
ベースメイク(ファンデーション/化粧下地):5.6%
眉(アイブロウ):3.2%
目元(アイライナー/マスカラ/アイシャドウ):81.5%
チーク:1.6%
口紅:8.1%
男性(6人)
ベースメイク(ファンデーション/化粧下地):50.0%
眉(アイブロウ):16.7%
目元(アイライナー/マスカラ/アイシャドウ):16.7%
チーク:16.7%
口紅:0.0%
女性(118人)
ベースメイク(ファンデーション/化粧下地):3.4%
眉(アイブロウ):2.5%
目元(アイライナー/マスカラ/アイシャドウ):84.7%
チーク:0.8%
口紅:8.5%
このように、全体では「目元」が1つのポイントとなりそうです。一方男女別にみると、最も得票の多いのは、女性の場合「目元」84.7%、男性の場合「ベースメイク」が50.0%と、それぞれ就活メイクにおいて一番意識する箇所が異なりました。
今回の調査では、男性の回答者数が少ないため一概には言えないものの、もし意識する場合は参考になりそうです。
対面とオンラインで、メイクは変えたほうがよい?
ここまで、普段のメイクと就活メイクは、変えたほうがよいのかという話をしてきました。
では、対面面接とオンライン面接では、就活メイクを分けたほうがよいのでしょうか。これについても、今回ブンナビ×読売新聞(会員数:約10万人)の会員に対して行った月例調査の中で、347人の先輩から回答を得ています。
Q「対面での面接時のメイク」と「オンラインでの面接時のメイク」は意識して変えたほうがよいと思いますか。(択一)
全体(347人)
変えたほうがよいと思う:27.1%
どちらかといえば変えたほうがよいと思う:21.0%
どちらかといえば変えないほうがよいと思う:3.5%
変えないほうがよいと思う:2.6%
よくわからない:10.7%
メイクはしない:35.2%
男性(144人)
変えたほうがよいと思う:7.6%
どちらかといえば変えたほうがよいと思う:5.6%
どちらかといえば変えないほうがよいと思う:1.4%
変えないほうがよいと思う:0.0%
よくわからない:5.6%
メイクはしない:79.9%
女性(203人)
変えたほうがよいと思う:40.9%
どちらかといえば変えたほうがよいと思う:32.0%
どちらかといえば変えないほうがよいと思う:4.9%
変えないほうがよいと思う:4.4%
よくわからない:14.3%
メイクはしない:3.4%
全体では就活メイクを「変えたほうがよいと思う」「どちらかといえば変えたほうがよいと思う」が合計で半数近くに上りました。なお女性の場合、就活メイクを「変えたほうがよいと思う」「どちらかといえば変えたほうがよいと思う」が計7割を超えた形です。
オンライン面接と対面面接で就活メイクを変えたほうがよい理由として、具体的には次のような声が寄せられました。
就活メイクを変えたほうがよいと思う・どちらかといえば変えたほうがよいと思う理由
「映像だと顔が平面的に見えるので、シェーディングやハイライトで立体的に見せる必要があると思うから」(早稲田大学・文系・女性)
「対面面接時では派手派手しくならないメイクが必要であると思うがオンラインでは目元の印象をより明るくする必要があると思うから」(東京家政大学・文系・女性)
「オンラインはメイクを薄くしすぎてしまうと写りがあまり良くないため、多少濃い方がはっきりと写って良いと思う。対面面接時は、反対に薄めでナチュラルの方が好感を持ってもらえる」(東洋大学・文系・女性)
このように、「画面越しだと顔がぼやけて見えるため、就活メイクを変えたほうがよい」という声が多く寄せられました。
このようにみていくと、対面面接とオンライン面接では、就活メイクを少し変えたほうがよさそうです。なお変える場合、実際にオンライン面接で使うカメラを用いて、メイク後の顔がどのように映っているか、必ず確認すると良いでしょう。
変える場所は違えども、目的は同じ
ここまで、就活用にメイクを変えたほうがよいのかという話をしてきました。では、そもそも就活においてメイクをする目的とは何でしょうか。
結論からいえば、就活メイクの目的は「マイナスの印象を相手に持たせないため」です。先ほどの調査で、男女それぞれで意識して変えるパーツが異なるものの、この目的は共通です。
では、就活メイクにおいて、マイナスの印象を相手に持たせないポイントとは何でしょうか。それは、「清潔感を出す」ことを意識していくことです。
就活メイクでよく陥りがちなミスとして、対面面接で「第一志望だから”気合の入った”メイクをした」等があります。つまり色味をしっかりと重ねたメイクということですが、清潔感という観点ではふさわしくありません。各パーツメイクの色味が強いと、キツイ印象を人事担当者に与えてしまいます。これによりあなたのことを誤解されてしまう可能性があります。
面接は学生と企業がお互いにマッチングするかコミュニケーションを取りながら図る場であり、「メイク合戦」ではありません。「メイクがすごく良いから受かる」はないのです。
就活メイクとは、第一印象がマイナスにならないようにするもの(=誤解や先入観なく話を聞いてもらうためのもの)という観点を忘れないようにしましょう。
メイク”だけ”にならないように
このように、就活用にメイクを変えたほうが良いかを、先輩の回答をもとにみていきました。とはいえ、ここまで述べてきたように、就活メイクとは「面接の場でマイナス印象にならないことにより、誤解を招くことなく、あなたの話を聞いてもらうため」のものです。
面接対策という観点では、まず志望動機や自己PR、ガクチカに注力するようにしましょう。就活メイクはあくまでそのための補助です。
この点を忘れてしまうと、面接の場で採用担当者にあなたをしっかりと伝えられず、結果的に落ちてしまう可能性が高まります。
たしかに志望動機や自己PR、ガクチカは対策に時間のかかる一方、就活メイクは学んだその日から使えるものです。
しかし先ほどから述べている通り、面接とはあなたを知ってもらう場であり、メイク合戦をする場ではありません。
時間がかかるからという理由でこれらの対策を避けてしまうと、結局内定に遠ざかってしまいます。やはり面接対策のメインは、志望動機や自己PR、ガクチカであることを念頭に入れておきましょう。
なお、志望動機の基礎となる業界企業研究においては、ブンナビ×読売新聞のように、企業の情報が一覧で見られるサイト等もあります。こういったサイトも使って少しでも時短につなげるようにしましょう。
繰り返しになりますが、就活メイクは、あなたの第一印象をマイナスにしないという点では重要です。ただ、あくまで面接対策のための補助という点を忘れないようにしましょう。
重視すべき対策をしっかりと見極め、後悔のない就活をしていきましょう!
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