新卒の履歴書の志望動機を通して採用担当者が知りたいこと
エントリーシートや面接で志望動機を聞く理由は、「学生がその企業のファンであるかどうか」ではありません。
企業は、以下の2点の観点で「自社にとって採用するメリットがある人材か」「長く活躍してくれるか」を判断しているのです。
仕事選びの軸と自社がマッチしているか
企業は学生のスペックだけではなく、企業のカルチャーや風土と合う人材を採用したいと考えています。
簡単に言えば「自社で働いている姿が想像できる」人です。
たとえばチームで働くことを重視し、協調性が求められる企業に対して「一人で黙々と成果を出す個人主義」と考える人が応募しても、
入社後にミスマッチが起きてしまう可能性があります。
そのため、企業は志望動機を通して、就活の軸や価値観が自社の社風や事業内容、将来性と合致するかを入念に確認しています。
志望度が高くて熱意があるか
新卒の最終面接後の選考で同程度の能力の学生がいた場合、選ばれるのはより志望度(熱意)が高い学生です。
企業側も内々定を出した後に学生に辞退されることを避けるため、本当に入社する意思があるのかを重要視しています。
どこの企業にも通じるような志望動機だと「他社でもいいのではないか」「なんとなくで応募したのではないか」と、企業側も疑ってしまいます。
一方で「なぜ他社ではなくうちの会社がいいのか」という理由が具体的に書いてあれば、熱意が伝わります。
つまりESの志望動機の段階で、入社への本気度や、内々定/内定を出した後に入社してくれる可能性が高いかを見ているのです。
志望動機の役割と基本の考え方
就活では、履歴書やエントリーシート(ES)に必ず書くことになる「志望動機」。「どう書けばいいの?」と戸惑うかもしれません。
「自分の志望動機などを上手く言語化出来ない」(駒澤大学/文系/男性)
「面接での自分の解答や、志望動機がどう伝わっているか心配」(宮崎大学大学院/理系/男性)
など、悩む学生も多いです。
しかし、志望動機は単なる形式ではなく、企業に自分の思いや熱意を伝える大切なチャンスです。
新卒の場合、社会人経験が少ないため、採用担当者は文章からあなたの考え方や成長意欲を見ています。「なぜこの企業で働きたいのか」、「入社後にどのように活躍したいのか」を簡潔に伝えることがポイントです。ここでしっかり自分の考えを整理して書くと、面接でも自然に話せるようになります。
志望動機を書く前に大切なのは、自分の強みや価値観、将来像を整理し、企業が求める人物像と結びつけることです。単に「興味があるから」「大手だから」といった理由では、熱意や独自性が伝わりにくいため注意が必要です。志望動機の書き方を知った上で自分の言葉で書くことが内定への第一歩です。
志望動機を書く前に押さえておきたい3つのポイント

①自己分析をした上で仕事選びの軸を定める
志望動機を書く前には、しっかりと準備をすることが大切です。まずは自己分析から始めましょう。大学生活やアルバイト、サークル活動などで経験したことを振り返り、自分がどんなときにやりがいを感じたか、何を大事にして行動してきたかを整理します。自分の価値観や強みが明確になることで、志望動機に具体性が出てきます。
何をしている時が楽しかったか、嬉しかったかなど些細なことでも大丈夫。自分のモチベーションを探しましょう。
仕事選びの軸に関しては、もちろん福利厚生や働き方などを気にしてもOK。ただし、「自分は企業に何を提供できそうか?」という視点は常に持っておきましょう。
②企業の事業内容や風土を理解する
次に企業研究です。企業の事業内容や理念、社風、将来の方向性などを理解しておくと、自分の強みと企業の特徴を結びつけやすくなります。
志望動機は企業ごとにカスタマイズする必要があります。ホームページや説明会などで情報を集め、どの部分に共感したのか、なぜその企業で働きたいのかを整理しましょう。就活が忙しくなると整理するのもおろそかになりがちですが、ここでどれだけ精度を高く情報収集やまとめができるかが勝負です。移動時間などのスキマ時間を使い、頑張って仕上げていきましょう。
③仕事選びの軸と事業内容・企業風土の接点を見つける
最後に将来像を考えます。「どんな貢献をしていきたいか」を明確にすることで、志望動機に一貫性が生まれ、採用担当者に伝わりやすくなります。
①で定めた「仕事選びの軸」と②で分かった「企業の事業内容や風土」と重なる部分を見つけます。
ここまでできて始めて志望動機の基本が出来上がります。
①「私は〇〇の経験で得た〇〇を通して〇〇という働き方をしたい」
②「貴社には〇〇という事業や風土がある」
③「だから貴社を志望する」
と筋道を立てて説明することによって、採用担当者は「この学生ならうちの会社と合っているだろう」と納得することができます。
新卒向け志望動機の書き方・基本構成【4ステップ】
新卒の採用担当者は、大量に送られてくる志望動機を短時間でさばく必要があります。
そのため読みやすさが何よりも大事です。またそれだけでなく、採用担当者を説得させるための論理性も求められます。
以下の構成を意識しながら書いていきましょう。
①結論
「私が貴社を志望する理由は〇〇です。」
②根拠
「私は〇〇(ガクチカ)という経験で〇〇ということを学びました。」
③企業との接点
「貴社は〇〇という観点で〇〇という事業を行っています。貴社の〇〇という姿勢に共感しました」
④入社後の活躍(結論②)
「入社後は、〇〇(価値観など)を大切にする〇〇職(職種)として、〇〇をして(具体的な業務)、〇〇な社会づくり(企業理念)に貢献していきたいと考えています。」
番外編:志望動機にAIを使ってもいいのか
志望動機がどうしても書けない時、AIに頼る人も多いと思います。また、どのくらいまで使ってOKか気になる人も多いと思います。
結論、「AIで出力した内容をそのままコピペしなければOK」。
自己分析の壁打ち、ガクチカの整理、誤字脱字のチェック
など、AIはあくまでも志望動機作成の補助として活用しましょう。
・文章の作成はAIに丸投げするのではなく入れたい内容をプロンプトに入力する
・出力した後、自分の言葉で書き換えられる部分は書き換える
ことを意識しましょう。
まとめ
志望動機は始めは書くのは少し大変かもしれません。しかしコツを押さえればグンと書けるようになります。
ポイントを押さえながら、面接につながる志望動機を作成しましょう!
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