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【就活生必見】面接対策!188人の先輩から学ぶ!

就職活動

就活における対策には、業界・企業研究、筆記試験対策、ES対策等々、多岐に渡ります。その中でも、特に面接対策は不安のタネではないでしょうか。
そんな皆さんのために、「先輩達が実際に行った面接対策」と「失敗から学んだこと」の2点に分けて、対策ポイントや気を付けるべきポイントをご紹介します。今回はブンナビ×読売新聞(会員数10万人)の2022年3月卒の会員に対し調査を行い、就活を終えたばかりの大学4年生・院2年生188名の先輩から回答をいただきました。

先輩達の体験談をもとに、よりよい就活をできるよう対策していきましょう!

事前準備!本番で慌てないための面接対策

それでは、先輩達はどのようにして面接対策を行っていったのでしょうか?今回は、先輩達から実際に寄せられた声を基に、3点ご紹介します。

【1】話す内容を覚えておく・想定質問を練習しておく
まず前提として、面接は「人事担当者と学生のコミュニケーション」であり、普通の会話に近いものです。ドラマ等で目にするような「形式ばった固いもの」というわけではありません。とはいえ、「自己PR」や「志望動機」等、面接ならではの質問もあります。
そのためこういった質問に対し、話す内容をある程度覚えておくと、急に会話が途切れることなく、スムーズにコミュニケーションを取ることができます。

それにより、面接本来の「人事担当者と学生のコミュニケーション」に心を割くことができ、余裕をもった面接をすることができるでしょう。覚えておく範囲は、「文章を作って完璧にしておく」「話す大枠だけ覚えておく」等、人によって様々です。ご自身の性格に合わせて覚える範囲を決めておくとよいでしょう。
また、覚えておいた内容を話す際、丸暗記してきたような話し方でなく、その場に合った形で話すことも大切です。

▼先輩の声
「ガクチカや志望動機、自己PRは必ず言えるようにしておいた。ワードやメモ帳に書き起こし、何回も復唱出来るようにした。もちろん台本通りに面接がすすむということは絶対無いけれど、何回も口に出して練習をしておくことは、緊張しやすい私のような人にとってはいい対策法だと思う」(立命館大学食マネジメント学部食マネジメント学科・文系・男性)
「ガクチカや自己PRなどの深掘りされそうな質問を自分で考え、それに対する答え方を準備したり、友人と面接練習をした」(立命館大学産業社会学部現代社会学科・文系・女性)

【2】話し方や自分の癖を研究・直しておく
「高校の朝礼の時、校長先生が話し始めで必ず『えー』と言っていた」
「教授が、授業中ぼそぼそとした口調で説明をするので、眠くなってしまった(寝るのに好都合だった?)」

皆さんも、一度はそんな経験があるのではないでしょうか。意外と本人は、そういった癖や話し方に気付いていないものです。このことは、面接に臨む皆さんにも同様のことが言えます

人間は言語(バーバル:会話や文字等)と非言語(ノンバーバル:表情や声の大きさ、話し方等)の両方を使い、総合的にコミュニケーションを行っています。そのため同じことを話していても、話し方表情によって伝わり方や相手への印象が大きく変わることも珍しくありません。

自分では普通に話しているつもり」でも、意外と相手には伝わっていないということもありますので、できれば誰かと一緒に練習のうえ、あらかじめ自分の癖を研究し、場合によっては直しておくとよいでしょう。

▼先輩の声
「話し方や内容、話す段取りなど様々なことに注力したが、特に自信のない話し方が癖になっていたので堂々とした話し方を身につけることに時間を費やした」(早稲田大学人間科学部健康福祉科学科・文系・女性)
「兄弟や先輩に面接練習をしてもらったり、自分でもイメージトレーニングをして練習をしていた。喋りすぎてしまう癖があるので、落ち着いて面接官とコミュニケーションを取れるように意識して練習した」(上智大学理工学部情報理工学科・理系・女性)

CHECK:魅せ方も大事
特にオンライン面接においては、話し方や癖を研究・修正すると同時に、面接の際の自身の環境も確認するようにしましょう。部屋の明るさや目線の合わせ方等、オンライン面接ならではのポイントがあります。

▼先輩の声
「私はほとんどオンラインだったのでまずは見せ方を徹底しました。照明の当たり具合など研究すれば印象がガラッと変わるのでおすすめです」(立命館大学理工学部ロボティクス学科・理系・女性)
「オンラインの接続などは全く問題なかったのですが、部屋の光の加減で顔色が変わるのが難点で場所に苦労しました 姿勢の良さが取り柄なのでとにかく画面越しでも姿勢の良さが伝わるように心がけたり、品の良さを伝えられるよう身なりや話し方を気をつけました」(愛知淑徳大学福祉貢献学部福祉貢献学科・文系・女性)
「オンライン面接なので話す内容よりもとにかく印象面を良くしようと試みました。明るく背景が白いところで面接をしたり、カメラの目線と自分の目線を合わせてなるべくカメラ目線で話すことに意識しました」(立教大学コミュニティ福祉学部スポーツウエルネス学科・文系・女性)

【3】あえて実際の企業の面接に挑んでみる
事前に練習を積んでいたとしても、実際の面接とは雰囲気が異なることが多くあります。実際の面接を一度も受けないまま第一志望企業の面接に臨むと、雰囲気の違いで思ったように力を発揮できなかったということにもなりかねません。
そんな時は、事前にあえて志望先以外の企業の面接を、練習として受けてみるというのも1つの手です。実際の面接の雰囲気を掴めるだけでなく、今まで想定していなかった質問や、練習の時には気づかなかった反省点が見えてくるでしょう。

ただしどの企業も、採用活動の一環として時間や費用をかけて面接を行っています。露骨に「練習です」という態度を出すことは絶対に慎み、真摯に臨むようにしましょう。
また、練習として受けた企業の面接を通過した際、それ以降の選考に進むつもりのない(もしくは内定を承諾するつもりはない)場合は、必ず辞退の連絡を入れましょう

▼先輩の声
「早期選考をしている企業にエントリーして、とにかく場になれるよう努めた。そこでの反省点を書き留めて、次に生かした。模擬面接の様子を動画で撮影し、チェックすることで、客観的にどう見えているのか気にするようにした」(東京外国語大学言語文化学部言語文化学科・文系。女性)

失敗から学ぶ!面接対策はここに気を付けよう

次に、先輩達の失敗談から、面接対策において気を付けるべきポイントを2点見ていきましょう。

【1】丸暗記のように話してしまった・想定質問に縛られすぎた
入念に練習を積んでいる人や、緊張している時に陥りがちです。面接はあくまでコミュニケーションのため、覚えている内容をそのまま話すと、相手に伝わりにくいことがあります。
また、想定質問への対策も大事ですが、それだけに注力してしまうと、実際の面接で想定外の質問がきたときに慌ててしまい、その後もしどろもどろになってしまうという悪循環に陥ってしまう可能性があります。

事前の練習で話すことを覚える際、「本番ではこれを話すんだ・話さないといけないんだ」という意気込みで覚えるというよりは、何か聞かれても落ち着いて答えるための「お守り」(=円滑に会話をするための資料)として覚えるようにするとよいでしょう。

▼先輩の声
「面接対策を始めた当初、暗記したエントリーシートをただ読むだけになってしまっていました。暗記したエントリーシートを正確に読むことに必死になっていて抑揚がなく、言いたいことが伝わりにくいというアドバイスをもらい、改善しました。伝えたい要点を押さえて自分の言葉で表現することと、相手に伝えることを意識しました。失敗したと感じた面接も多くありましたが、その反省を次の面接に生かしていくことが大切だと考えました」(立教大学文学部文学科・文系・女性)
「予想される質問に対する回答内容をしっかりと準備しすぎて、原稿の丸暗記のようになってしまった。それによって面接官に『あなた自身の感情や性格が見えない』と言われてしまったことがある。構えすぎず自分らしい言葉で話すべきだった。」(関西学院大学総合政策学部国際政策学科・文系・女性)

【2】時間が足りなかった・準備不足
「想定よりもスケジュールが早く、時間を取れなかった」「企業研究や志望動機の詰めが甘かった」等、準備不足によりうまくいかないケースは多いです。

たしかに面接はコミュニケーションの場ではあるものの、いわゆる「コミュ力」「アドリブ力」だけで乗り切れるものでもありません。特に業界・企業研究は、準備にある程度時間を要するうえ、志望動機の基礎にもなる重要な対策です。さらに志望動機は面接で必ずといっていいほど聞かれますので、実質的に面接の基礎対策といえます。

そのため業界・企業研究を、大学3年生(4年制大学の場合)の春頃から、学業に差し支えない範囲で少しずつ始めていくと、余裕をもって進められるでしょう。

▼先輩の声
3年生のうちからしっかり面接対策に取り組んでおくべきだった、本選考の早期選考の案内が来てからはES等やることがあまりにも多くて手が回らない。また、早期選考で志望度の高い企業も多数受けたため、なおさら3年生の時のロスが響いた」(東京外国語大学国際社会学部国際社会学科・文系・男性)
「志望動機の詰めが甘かったことです。なぜ他社ではなく御社なのかどのような仕事をしたいか、また、希望部署ではなかったら他に何がしたいかなどを考えていませんでした。特にそこ以外だったら何がしたい?と聞かれたことが何回かあったので、第三希望ぐらいまではそこで何をやりたいのか考えといた方がいいと思いました」(法政大学法学部国際政治学科・文系・女性)
面接練習を甘く見ていたという点。何も対策せずに初めて参加した1次面接では何も答えられず、悔しい思いをしたコミュニケーション力やアドリブ力は人よりある方だと思っていたため、何とかなると思っていた。しかし、実際は面接ならではの雰囲気や、オンラインだからこそ準備しなければいけないことなどが多くあり、自分の準備不足を痛感した。そのため、講座や模擬面接を通して、自分に自信を付けることが何よりも大切だと思った」(弘前大学理工学部数物科学科・理系・男性)
「自分のコミュニケーション能力に過信し、企業研究を行わなかったことです。私は第一志望であった『卸売・大手ECサイト運営企業※』や『大手グローバルIT企業※』に落ちてから、マナー・態度や企業研究を本気で始めました」(近畿大学国際学部国際学科・文系・男性)
※編集部注:企業名は伏字

体験談は先輩からのエール!後悔しない就活をしよう

就活を終えたばかりの先輩だからこその説得力や、臨場感のある声を聞くことができたのではないでしょうか。面接対策というと、マナーや服装等に目がいきがちですが、根本的には、事前のしっかりとした対策が不可欠なものです。体験談からも、そのことが分かると思います。

特に業界・企業研究等の面接対策の基礎になるようなものは、早め早めに対策をしていくようにしましょう。なお、ブンナビ×読売新聞のように、企業の特徴が一目で分かるようなサイトもあります。こういったサイトも活用することで、業界・企業研究ひいては面接対策の効率化をより図っていけるでしょう。

体験談は、これから就活に臨む皆さんへの、先輩達からのエールです!
しっかりとした面接対策で、後悔しない就活をしていきましょう!

※スペースの都合により本記事に掲載できなかった方も含め、貴重な体験談をお寄せいただいた皆様に厚くお礼申し上げます。

調査概要
調査期間:2021/9/9(木)~10/3(日)
対象:ブンナビ×読売新聞に登録している会員のうち、2022年3月卒業予定の約10万人
回答:188件
回答者属性(文理/性別):文系/男性52件・文系/女性79件・理系/男性32件・理系/女性23件・文系/その他1件・理系/その他1件
回答者大学区分:国立46件・公立5件・私立135件(旧帝大クラス11.2%・6大学クラス25.0%・関東圏国公立大学5.3%・関東理系クラス2.1%・日東駒専クラス7.4%・大東亜帝国クラス2.1%・関関同立クラス10.6%・産近甲龍クラス1.6%・その他国公立11.7%・その他私立22.9%)
調査主体:(株)文化放送キャリアパートナーズ
調査方法:Webアンケート

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