内定に一歩リード『就活進め方ガイド』

【知らないと損】公務員試験の日程を押さえよう

就職活動

「公務員になりたい」という方から「企業志望だけど、ちょっと公務員も考えてみようかな」という方まで、絶対に知っておかなければならないのが、公務員試験の流れです。日程を確認することで、いつどんな対策をすれば効率的かを把握しましょう!

春のスケジュール:出願と筆記試験

[1]3・4月頃~【出願】
2月~から、自治体・職種ごとに試験案内がHPに公表されます。受験申込の受付は3~4月頃からスタートしていきます。

[2]5・6月頃~【1次試験】
筆記試験が実施されます。試験内容は教養択一・専門択一・論文試験・専門記述試験。

※専門記述試験は、外務専門職・東京都・裁判所一般職・国税専門官・財務専門官・労働基準監督官など、一部の試験種で実施されます。

【CHECK】公務員は併願NG?
「公務員って副業とかも禁止だから、志望先も当然”浮気”したらだめだよね?」
実は逆で、いくつでも併願受験して大丈夫です。その証拠に、一般的な合格者の場合、3~6程度の試験種を併願受験しています。
ただし多くの1次試験は、5~6月の週末(土日)を中心に実施されるため、試験日の重複に注意しましょう。

夏のスケジュール:個別面接

[3]7・8月頃~【2次試験~採用面接】
(1)2次試験
1次試験を合格すると、人物試験として、個別面接などが実施されます。質問内容は「志望理由」や「自己PR」等。なお、地方上級市役所職員等は集団面接・集団討論が実施される傾向にあります。

(2)採用面接
2次試験を合格すると「最終合格」となり、個別面接形式で受験生の意思確認を行う「採用面接」が実施されます。質問内容は、「併願状況」や「複数の試験に合格した場合はどうするのか」等。最終合格といっても、まだ内定ではありません。気を抜かずに進めていきましょう。

なお、国家総合職や国家一般職(大卒)の場合、「官庁訪問」が実質的な採用面接となります。

秋のスケジュール:内定

[4]8・9月頃~【内々定】
採用面接を合格すると、内々定となります。書面を交わすケースは少なく、口頭やメール等で伝えられることが多いです。ただし基本的には内々定=内定と捉えてよいでしょう。一般的に内々定を通知された受験生は、10月以降に採用官庁から内定通知が届きます。

[5]10月~【内定通知】
10月に入ると内々定者に対し内定通知がされます。
内定通知をされてからは、原則として翌年4月1日からの採用(=勤務開始)となります。ただし既卒者や社会人の場合、10月から採用(=勤務開始)となる場合もあります。

※上記はあくまで、一般的な公務員試験のモデルケースです。実際の実施時期や試験・選考内容は自治体・試験種・年度により異なります。

漠然としたスケジュール観から抜け出そう

モデルケースを理解できたことで、「自治体ごとに違う」「職種ごとに違う」といった漠然としたスケジュール観から、一歩前進できたのではないでしょうか。
ただし、もちろん実際に「自治体ごと・職種ごとに違う」というケースもあるため、気になる自治体の最新情報は必ずチェックしましょう。

とはいえ、ある程度スケジュールを把握できたことで、筆記・面接それぞれの対策スケジュールも立てやすくなりましたね。
なお、公務員試験の筆記試験は、一般的な企業で実施するものと異なるため、専用の筆記試験対策が必要です。

しかし近年、SPI等民間企業で実施する筆記試験と同じ内容で受験のできる自治体等も出てきています。「企業か公務員で迷っている」という方は、こういった自治体を狙っていくのもよいでしょう。

ちなみにブンナビ公務員では、「筆記試験の有無」や「試験内容」で検索することができます。

こういったポータルサイトも、時間短縮や準備の効率化に有効ですので、積極的に活用していきましょう!

情報提供:TAC

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