ドライというより、温かい。 人と社風が、自慢です。
- 5つのVALUESを策定されていますが、このVALUESが社員の皆さんのパーソナリティにもなっているのでしょうか。
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当社では、2050年の社会像からバックキャストした2030年を見据え、社内外の多様なステークホルダーの意見を踏まえて、2022年度に新たなコーポレートフィロソフィーを策定しています。5つのVALUESはそのひとつで、私たちが大切にする価値を言葉にしたものです。「オープンに力を合わせる」「未来へ踏みだす」「挑戦を支える」「ワクワクを広げる」「誠実に行動する」。これら5つのVALUESを、まさに体現している社員が多いと思いますね。このVALUES自体もプロジェクトメンバーで何度も議論を重ねて、全員で作ったものなのですが、そのプロセスひとつとっても、お互いの意見を尊重し、意見の違いを認め合いながら、方向性を定めていくために全員が協力していく。そんな様子が見受けられました。
- お話をお聞きしていると、ドライというよりも、むしろとても温かい社風だと思うのですが、その辺りは社内にいてどう感じますか?
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社風の温かさ、人の良さにおいては、他社に負けない自信があります(笑)。最近では、ポジティブなスパイラルをつくっていくために、「褒め合う文化」の醸成にも力を入れています。その一環で始まってすっかり社内に定着しているのは「ありがとう」の気持ちをポイントとして相手に贈ることのできる制度。ポイントが貯まると、商品券などに交換することができるというものです。私が「ありがとう」のポイントを贈る時は、問い合わせに素早く対応してもらった時や、業務で助けてもらった時。その他にも、業務と関係のないことでポイントを贈り合うこともあります。例えば、私は野球が好きなのですが、応援しているチームが勝った時や、推し選手の残留が決定した時に、共通の趣味を持つ同僚にポイントを贈ることもありますね(笑)。
私の場合は野球でつながっている仲間がいますが、他にもゴルフが好きな人やカラオケが好きな人、読書が好きな人など共通の趣味を持つ人同士で集まるコミュニティもあります。もちろん、一切強制力はないので、ゆるやかにつながることも、密に付き合うこともできます。ウエットなコミュニケーションの方が嬉しい人、ライトな関わりの方が好きな人、どちらのタイプも働きやすい職場だと思います。
一人ひとりが財産。 挑戦や成長を支えていきたい。
- コミュニケーションをさらに活性化するために、さまざまな工夫をされていると伺っています。どんな取り組みが始まっていますか?
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1on1やランチミーティングといった取り組みに加えて、他部門の人を誘って業務時間内に雑談することを推奨するユニークな制度もあります。その制度を利用する際には、お菓子を無料で食べることもできるので、雑談を通して心も小腹も満たされるという素敵な制度です。私自身、出社日には意図的にこの制度を利用して、他部門の人と積極的に交流するようにしています。
また、新入社員に対しては、同期のつながりが深まるように、内定者懇親会では同じ趣味の人で集まる場を設けたり、新入社員研修中にもランチ会を催したりと、コミュニケーションの機会がたくさんあります。同期同士の仲の良さも、当社ならではの特徴のひとつと言えるかもしれません。私にとっても、同期はかけがえのない存在。プライベートでも仕事でも、本当に助けられてきた実感があります。皆さんにも、そんな心強い仲間をぜひ作ってほしいと思いますね。
- 人を大切にしている企業姿勢が表れている制度や取り組みはありますか?
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システムインテグレーションの上流や下流まで、当社のビジネスを担うのは、すべて人。人財の財を財産の財にしているのも、それだけ人が大切だからです。そこで当社では社員の挑戦や成長を後押しするために、一人ひとりが自律的に成長し、学びを深め、柔軟に働けるような制度づくりに力を入れています。「自律」という言葉だけを聞くと、厳しい成果主義やドライな環境を想像される方もいるかもしれません。けれど、私たちが大切にしている考え方は、まったく逆のものです。私たちは「人こそが企業の価値をつくる、一番大切な存在」だと考えています。会社の成長や競争力の源泉は、そこで働く一人ひとりの人財の力。だからこそ、社員の自律的な挑戦を尊重し、その歩みを支えることを大切にしています。
ここで言う「自律」とは、ただ責任を任せきることではありません。自ら考え、選び、行動する力を育むこと。その過程こそが成長につながり、ひいては組織全体を元気にすると信じています。たとえば入社3年目の社員が自らの意思でジョブを選択できる「若年層ジョブ・マッチング制度」や、やりたい仕事に手を挙げられる「社内FA制度」「社内公募制度」といった、自分らしいキャリア形成を応援する仕組みも整えています。今年度からは、仕事でもプライベートでも自由に活用できる「学び放題」のプラットフォームが利用できるようになりました。会社側がカリキュラムを決めるのではなく、社員が自分に必要なものを自分で選び、自分で学んでいく。自律的な学びの先にこそ、喜びや達成感があると思っています。
やりたい仕事、欲しいスキルが きっと見つかる。フィールドがある。
- 「自律的」というのは、ひとつキーワードですね。他にも象徴的な制度はありますか?
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ドレスコードフリーも、自律的な働き方を象徴する制度のひとつです。他にも米国シリコンバレーでの起業を支援するプログラム「スタートアップ創出制度」も、他社に先駆けて取り入れました。今まさにこの制度を利用した会社が立ち上がり、シリコンバレーでAI関連の新しいプロジェクトが動き出しています。そういった意味で、日立グループの中でも率先して新しいことに挑戦している会社だと自負しています。
- 最後に、この記事を読んでいる就活生へメッセージを頂けますか?
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日立ソリューションズは、事業内容がかなり幅広く、学生の皆さんの目から見ると何をやっているのか、よく分からない会社だと思います。製造業や建設業のDX推進も、決済サービスの開発も、ワークスタイルの変革も。ひとつの会社ですべて担っているというのは、一方で魅力だと思います。なぜなら、事業領域の幅が広ければ広いほど、幅広いキャリアを形成することができるからです。やりたい仕事や、身につけたいスキルは、社内を探せば、どこかに必ずキッカケがある。そう言い切れるほど広い事業フィールドがあり、温かい社風があり、一人ひとりの働きやすさと、働きがいや挑戦を支える制度がある。自分らしいキャリアを形成したい方には、ぴったりの環境だと思います。
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