内定に一歩リード『就活進め方ガイド』

子どもの就活に親はどう関わるべきか?いま親が知っておくべき就職活動のリアル

OyatoKo(おやとこ)とは、就活生の親のための情報サイトです。 就職活動
就活生の親のための情報サイト

2025年6月1日(日)、保護者向け就職支援サイト『OyatoKo(おやとこ)』がオープンしました。 そして6月29日(日)には、企業・大学・保護者が一堂に会するイベントを開催予定です。

就職活動という人生の節目に、親はどのように関わるべきなのでしょうか? 「子どものことを想うあまりに、かえって逆効果になるのではないか」 「とはいえ、まったく関与しないのも心配」 そんな葛藤を抱える親御さんのために、いま本当に求められる“親のかかわり方”を考えます。

■就職活動はいま、親世代の常識が通用しない時代へ

1980〜90年代に大学を卒業した保護者世代と比べ、現在の就職活動は大きく様変わりしています。 バブル期は“大学4年生から活動開始”が当たり前でしたが、今は大学3年生の夏にインターンを始め、3月の情報解禁を前に準備を整えるのが一般的。

採用活動はオンライン化が進み、ナビサイト、適性検査、動画面接、AI書類選考、AI面接など複雑化しています。 学生は早い段階から自己分析・業界研究・ES対策に追われ、親世代が経験した“情報誌と足で稼ぐ就活”とは全く異なる状況です。

加えて、Z世代特有の価値観や、SNS・口コミを起点とした企業選びなど、行動傾向も大きく変化。 この変化に親が気づかず、旧来の価値観でアドバイスをすると、親子関係に摩擦が生じやすくなります。

■「就活が分からない」親が約8割、放任と過干渉の間で揺れる

『OyatoKo(おやとこ)』が実施した保護者向けセミナー予約者アンケートによると、約8割の保護者が「就活についてわからない」と回答。

寄せられた声には、

  • 「息子は“何も言わないで”と言うが、本当に放っておいていいのか…」
  • 「就活に口を出しすぎてしまい、ついケンカになる」
  • 「自分の頃と就活の仕組みが違いすぎてアドバイスできない」 といった、悩みや戸惑いが多数見られました。

親として手を差し伸べたい気持ちと、子どもの自立を尊重したい気持ちの板挟み。 このバランスをどう取るかが、現代の親に問われているテーマなのです。

■イベント開催:「企業×大学×保護者」で考える“親の役割”

こうした背景を受け、『OyatoKo(おやとこ)』では6月29日(日)、就職活動に関心のある保護者を対象としたイベントを開催します。

【概要】
イベント名:OyatoKo(おやとこ)パネルディスカッション
日時:2025年6月29日(日)14:00~15:30
対象:就活生の親御様、また、お子様の将来の就職活動に関心がある親御様
※お子さんの現在の年齢は問いません。これから就活生の親になる方も、ぜひご参加ください。

場所:対面(浜松町・文化放送メディアプラス12階)+ オンライン(YouTube Live)
参加費:無料

【登壇者(予定)】

  • 住友商事、全日本空輸(ANA)、日本生命の人事担当者
  • 明治大学、専修大学のキャリア支援部門責任者

本イベントでは、企業の採用戦略・大学の支援方針だけでなく、 「親として、どのように子どものキャリア選択に関わるべきか」という視点からの議論を展開。

単なる情報提供ではなく、親と子が信頼し合いながら就活を乗り越えるためのヒントを共有します。

■親が“保護者”から“支援者”になるために

私たち『OyatoKo(おやとこ)』が提案するのは、「保護者」という立場から一歩進んだ「支援者」というあり方です。

支援者とは、

  • 就活のスケジュールや仕組みを正しく理解している
  • 情報を押し付けず、子どもが悩んだときの相談相手になれる
  • 金銭的・精神的な支援を“見守る姿勢”で届けられる そんな存在を指します。

親の不安や期待が、子どもを縛るプレッシャーになってしまっては本末転倒。 一方で、「黙って見守るだけ」では、現代の複雑化した就活を孤独にさせてしまう恐れも。

親が“支援者”として程よい距離感と知識をもって接することで、 親子の信頼関係も深まり、子どもが自信を持ってキャリアを切り拓く力につながります。

■親が今すぐできる6つのアクション

  1. 就活の基礎を知る:採用スケジュールや選考の流れ、インターンの重要性などを正しく理解する。
  2. 子どもの意志を否定しない:職種・企業選びは、本人の価値観や将来像を尊重。
  3. 心の支えになる:「あなたを信じているよ」と一言伝えるだけでも大きな支援になります。
  4. 情報提供はさりげなく:子どもが話題に出したときに、知っている範囲でそっと助言を。
  5. 生活面のサポート:面接用の衣装、交通費支援、静かな自宅環境など、日常的な支援も重要。
  6. 就活イベントやセミナーの案内を共有:OyatoKo(おやとこ)のような信頼できる情報源を、必要なときに知らせる。

■子どものキャリアは“家族のテーマ”でもある

人生100年時代、キャリアの選択は一度きりではありません。 初めて社会に出るそのタイミングで、親と子がしっかりと向き合い、 「どんな未来を描きたいのか」「どのような働き方を望むのか」を考える時間は、家族にとって大切な共有体験となります。

OyatoKoは、そうした対話と学びの場を提供し、親子の絆をより健やかなものにしていくことを目指しています。

■まとめ:親ができることは“コントロール”ではなく“伴走”

子どもの就職活動において、親ができる最も大切なこと。 それは、未来を決める“主役”である子どもを、信じて、そばで支えることです。

就活は、子どもにとっても、親にとっても“自立”と“信頼”を育むプロセス。 その大切な時間に、どうか焦らず、共に歩んでいきましょう。

『OyatoKo』は、その伴走者として、親御さんの悩みに寄り添い、情報とつながりを届けていきます。

6月29日(日)開催の就活生の親向けイベント、参加無料・オンライン配信あり
詳細・お申込みはこちら:https://oyatoko-career.com/event