Hondaのダイバーシティに対する姿勢や考え方を教えてください!
Hondaのフィロソフィーは「人間尊重」です。
すべての人が等しく機会を有して、人それぞれで異なる個性であったり、持ち味を尊重し合って、力を発揮することが企業としての総合力を高めることに繋がると考えているんです。
個々の違いをぶつけ合うコミュニケーションから、信頼関係や新しい発想が生まれて、イノベーションが起きるという考えのため、Hondaにおけるダイバーシティ&インクルージョンの取り組みは、少数派だけに対する支援ではなく全従業員に関わることと捉えています。
Hondaのダイバーシティの取り組みについて、教えてください!
先ほどお伝えした通り、Hondaにおけるダイバーシティ&インクルージョンの取り組みは“全従業員に関わること”とし、2015年からの3年間を「意識醸成期」と位置づけ、 まずは日本の課題である女性活躍拡大を強力に推進してきました。
■多様性の取り組みを女性から進める理由
Hondaはグローバルに事業展開をしていますが、女性の活躍を見てみると日本は大きく遅れをとっています。人口の半数いる女性にいかに活躍してもらうかが、企業にとっての最重要課題です。日本Hondaは、「女性活躍拡大」を重点課題におき、2015年からの10年間で「性別に関わらず、誰もが等しくキャリアを描ける世界」の実現を目指し取り組んでいます。
■3つの柱で推進
- 1. 意識・風土改革
- 女性活躍の推進において、意識醸成期の鍵を握るのはマネジメント層の意識改革です。取り組み当初は女性管理職の目標数のみが先行したことから、各事業所で開催した講演会やセミナーを通し、マネジメント・女性の双方に女性活躍拡大の目的・意義を直接説明しました。それによりマネジメント・女性共に理解が深まり、風土改革に向け意識醸成は着実に進行しています。
また多様性推進の取り組みを継続的に見える化するために社内イントラ内に専門サイトを立ち上げました。 - 2. キャリア形成支援
- 女性従業員への「個に焦点を当てた育成の加速」として長期的かつ、具体的な育成計画を反映した上司による「キャリア計画書」を2015年より導入しました。
「キャリア計画書」とは自律的なキャリア形成を希望する女性に対する支援ツールであり、期初面談にて上司が女性従業員に意向確認し、作成します。作成された女性従業員に対し、キャリアアドバイザーからの個別面談を実施し、上司と共に一人ひとりへのキャリア形成支援を進めてきました。面談は個々のキャリア意識を把握した上でカウンセリングを通し、自律的なキャリア形成に向けた気づきの場を提供しています。これまで2年間で延べ1,200名に面談を実施しています。
また、育児期のキャリア支援プログラムを導入し、ライフイベント時のキャリア形成を支援しています。 - 3. 制度・環境整備
- 仕事と育児・介護の両立による就業継続のみならず、従業員ニーズの多様化に対応し一人ひとりが望むライフスタイルとキャリアとの両立を可能とする制度・環境面の整備を進めています。
企業内託児所を2017年4月に栃木地区(ホンダエンジニアリング隣接地)、2018年4月に和光・朝霞地区(和光ビル敷地内)に設置。他の地区については、保育への支援ニーズや周辺の保育環境の整備状況などの実態を踏まえ、今後も継続検討していきます。 - 女性活躍拡大には継続性が重要であり、「誰もが等しくキャリアを描ける世界」を実現するため、これからも取組みを続けていきます。また、女性活躍以外にも、障がいのある方やLGBTQ+などを含め、全従業員を対象とし、これからもダイバーシティ&インクルージョンの活動を続けていきます。
Hondaの新卒採用に対する思いや姿勢ついて、教えてください!
100年に一度の大変革期の自動車業界において、私たちは「変える勇気」と「挑む好奇心」を持った人を求めています。たとえ経験がなくても、自ら考え、動き、学び続ける人なら必ず成長できる。Hondaはそんな一人ひとりの挑戦や夢を信じ、支える会社です。新しい価値を創り、世界を驚かせたい。その原動力となるのは、あなた自身の“やってみたい”という気持ち。私たちは、その一歩を全力で後押しします。








