■就活ラボラトリー
12月のテーマ:【ライバルに差をつける】失敗しない自己分析
就職活動に自己分析が必要なわけ
■採用担当者からのアドバイス
「自分の軸」を見つける
自己分析では、自分の価値観を認識し、「軸」を持つことが大事です。今までの人生で自分がどういう時に嬉しかったのか、何がやりがいだったのかをふりかえり、「自分の軸」を見つけましょう。その上でおススメなのは、多くの社会人と話すことです。仕事の内容ややりがい、つらいこと、楽しいことなどを聞いて、自分はどこに共感して、どこに共感できないかを確認していくと、なりたい自分が見えてくるはずです。自己分析がうまくできないと言って焦る必要はありません。時間をかけて「自分の軸」を確立させましょう。
自己分析のHOW TO:過去の選択を振り返ってみよう!
何かを決める時「これ!」と思った選択は過去の経験に基づいています。なぜその選択をしたのでしょうか。それを選ぶまでにはきっとたくさん選択肢があり、自分なりの思いや考えをもって1つの「コト」を選択したのだと思います。その「コト」との出会いはいつ、どこで、なぜ興味を持ったのか…人生の出来事を現在より前、高校、中学などの「出来事」「その理由」を遡っていくことで、自分が物事を選ぶ時の“軸”が見つかります。軸が決まると企業選びもスムーズにいくかと思いますので、ぜひまずは過去の選択を振り返ってみてください!
意外性に出会える自己分析をしよう!
自己分析には大きく二つ役割があります。一つは自分のことを知らない相手に自分がどういった人物かを知ってもらうため、過去の自分自身を整理する役割、もう一つは今まで知らなかった自分を知る役割です。エントリーシートや面接で大切になるのは前者をいかに伝えるかですが、就活準備を始めて間もない人は、後者を大切にしてほしいと思います。これまでの自分を時系列でまとめ、その時どう思っていたかや、感情の推移を可視化し、その上で自分が今後どうなっていきたいかを考え、就職活動に臨んでほしいと思います。
「面接のため」ではない自己分析を
自己分析で陥りがちなのは強みだけにフォーカスしてしまうことです。自己肯定感は必要ですが、「この仕事が自分の天職だ」という思い込みは結果的に自分の選択肢を狭めることに繋がります。時間がある今のうちにしっかりと自分の弱みに向き合ってください。面接では自分の強みをアピールする場面が多いと思いますが、実際に仕事を始めるとどんな人でも必ず最初は自分の弱みの部分で失敗をします。自分の弱みを業務に当てはめ、入社後の失敗を想像できるようにしておくことは将来のギャップを解消することにつながるはずです。
多角的視点で振り返ることが重要
自己分析の心構えとしてはまず難しく考えることを辞め、気軽な気持ちで始めるのがコツです。また、多角的な視点で自分を振り返ることも重要ですので、これまでの人生を振り返りながら「自分が思う自分」、「周囲から見た自分」の共通点と相違点を整理しましょう。「周囲から見た自分」についてはアルバイト先や部活・サークルなどこれまで所属してきたコミュニティの人に聞いてみましょう。共通点であげられる強みはまさしく自他ともに認める強みですが、相違点であげられた強みもぜひ発揮されたエピソードを探してみましょう。
「他己分析」を活用した自己分析を!
自己分析を行なう際に是非活用してほしいのが「他己分析」です。他己分析とは、他の人から見た自分を分析する方法で、実際に周りの人から自分について話を聞きます。自分自身が分析した自分と、同世代の友達から見た自分と、上の世代の大学の先生から見た自分とでは、強みや弱みの捉え方も異なってくるかもしれません。1人では気付けなかった視点に気付くことが出来るのが他己分析の良いところです。是非、「他己分析」を上手に活用し自己分析の深堀りを行なってみてください。
出来事より感情の波に注目して自己分析しましょう!
自己分析の目的は、単にアピールポイントを見つけるだけではなく、自分の志向性を見極めることにもあります。楽しかった時や辛かった時など、感情の軸でこれまでの出来事を振り返ってみましょう。特に『辛くても諦めなかった時』に注目することをおすすめします。どうやって困難を乗り越えたのか、なぜ挑戦を続けられたのかを考えることで、自分の志向性を発見するヒントが得られるはずです。12月のうちにしっかり自己分析に取り組んでおくと、年明けからのスタートダッシュがうまくいくでしょう。就職活動、応援しています!
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