ハタラクというとイメージしづらいかもしれないが、お金や残業は、働く上で分かりやすいポイントだ。
その中でも「初任給」が気になる人は多いが、実は最も重要なのは「30歳平均賃金」なのだ。
ここでの数値は[月収]となるので注意が必要だ。(平均年収は[年収]表記)
※平均年収については、[Training7]で解説しているぞ
「初任給」や「平均年収」と比べると、あまり聞き慣れない項目かもしれない。文字通り、30歳の時の平均賃金を表しているぞ。
大卒の初任給[月収]は、どんな業界・企業でも大体20万円前後となっていて、それほど大きな差はないのだ。
しかし、30歳の平均賃金になると、かなりの差が出てくる。ブンナビに掲載されている情報だけでも、なんと最大で20万以上の差が出てくるのだ!
新卒で入社してから、30歳になるまでの10年弱。この時期の頑張りは様々な面で大きな影響を与えるがが、給与としても大きな差が出るのだ。
「初任給→30歳平均賃金」の給与カーブに着目して、どれだけ頑張りが報われる会社なのかということもチェックしておこう!
ハタラク上でもう一つ気になるのが「残業」だ。
この「月平均残業時間」は、全社員(パート含む)で算出されているので、部署ごとに差が出る場合がある。残業時間はなかなか外からわかりにくい部分でもあるので、あくまで“目安”ととらえておくとよいだろう。
日本人の労働時間は海外と比べても高く、「日本人は、労働条件や残業・労働効率に対する意識が低い」とも言われている。
ブンナビでは、「月平均残業時間」として掲載しているが、実は情報を公開していない企業も多い。
※基準としては、労働基準法で定めた「1ヶ月=40時間迄/1年間320時間迄」が目安となる
また、実態としては、サービス残業(残業時間とカウントされない残業)が含まれていない可能性もあるのだ。
数字が低いところについてはある程度安心して働ける傾向があるが、離職率などとも合わせてチェックすると良いだろう。
こちらも[Training10]で触れた「新入社員定着率」と同様に、「公開しているかどうか」ということを目安として考えておこう。
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