キミはどんな環境で戦いたいだろうか?
企業選びをするにあたって「社風・雰囲気」が気になっている人は多いだろう。これから働く環境は、給与や仕事内容と同じくらい身近な問題と言える。とはいえ、社風や雰囲気はやっぱり分かりづらいもの。そこでポイントになる数字が、「男女比」と「年齢構成」なのだ!
男女比は、「従業員数」という項目の中で、それぞれ男女別の人数を表示している。
またこれだけではなく、「新卒採用状況・中途採用状況・離職者データ」の中でもそれぞれ男女別で表示しているぞ!
企業や業界によっては、男女比に偏りがある場合もあるので必ずチェックだ!さらに「年齢構成データ」の項目では、従業員数を年代別に細かく記載しているぞ。
女性が多い、若手が多い、ベテランがそろっているなど、会社の中の“景色”をイメージしてみよう。
年齢構成からは、さらに突っ込んだ情報も得られる。企業の年齢構成をグラフで見てみると、いくつかのタイプに分かれる。このグラフ表示は「比較画面」で見られるぞ!
大体は、「40〜50代」が多く「60歳以上」と「30歳以下」が少ない“ひし形”タイプなる場合が多い。これは、バブル期の大量採用や、バブル崩壊以降の採用抑制が関係している。
これをある会社の1つの部署単位で区切って想像してみると、「新入社員のすぐ上は30代後半社員」ということもあり得るのだ。
このように、年齢構成グラフは、職場でのコミュニケーションや日々の教育など、会社の中の“会話”を想像するのに役立つはずだ。平均年齢と併せてチェックしよう。
次に、若い社員が多い“ピラミッド型”。これが当てはまるのは、比較的社歴の浅い企業や、勢いのあるベンチャー企業などに多く、業績好調で新卒採用人数を拡大してきた結果が表れているぞ。こういった企業は、若い世代のコミュニケーションが活発で、人の成長=企業の成長に結びつきやすい。また、社内のルールも柔軟だが、逆に制度整備の面では不十分な場合もある。
またあまり多くはないが、これとは反対の“逆ピラミッド型”というタイプもある。比較的少人数で古くから事業を継続している企業で、減収傾向が多く見受けられる。
他にも“釣鐘型”と呼ばれるタイプもある。景気に左右されない安定的な新卒採用と、適正な新陳代謝を経たバランスのいい人員構成が特徴だ。一定の歴史を持つ企業が多く、ルールや制度もある程度整った中で安定的に収益を伸ばしている傾向がある。
いくつかのタイプを紹介したが、この形が“10年後”どのようになるかを想像することも大切だ。
コア人材になる人が育つ環境があるのか、10年後の人件費がどれくらい経営を圧迫するのか、65歳雇用義務化が組織運営やその後の新卒採用にどう影響するのか。
人口ピラミッドから、キミが活躍するであろう“10年後”の未来の環境を想像してみよう!
ブックマークしました。
ブックマークを解除しました。