三井住友信託銀行

行政書士の母を近くで見ていて、あんなふうに人の人生に深く関わり、課題解決できる仕事に就きたいと考えていました。様々な業界を探し歩いていたとき、その母から「ここならあなたのやりたいことができるのでは？」と教えてもらったのが信託銀行。そしてその中で社員が一番生き生きと輝いて見えたのが、この 会社でした。

最初の配属は日本橋営業部。店頭で個人顧客向け営業を担うことになりました。アルバイト経験から接客には自信があったのですが、お客さまと向き合い、人生に関するお話をするのは、そんな簡単なものではありませんでした。自分を良く見せよう、早く成果を上げたいなどと思わず、まずはお客さまのお話 を丁寧に聞き、何に悩まれているのか真剣に考えることからやり直しました。次第に様々なご相談を頂けるようになり、資産運用、不動産、相続と様々な角度から課題を解決する。担当のお客さまから「あなたに出会えてよかった。」と喜んで頂けたときに、人とのつながりを軸にするこの仕事に就けてよかったと、心から実感しました。

3年目で、企業役員向けコンサルを担当する部署に異動しました。ベテラン社員が多く、若い私の訪問に驚かれるお客さまが大半。担当替えを求める声もありましたが、上司は「彼女も信託のプロ。必ずご期待に応えます」と言い切ってくれました。不安がっていた私に「大丈夫、あなたならきっとできる。楽しんでやりなさい」と背中を押してくれました。困難こそ楽しむべき。そう気持ちを切り替えて、お客さまが望む高いハードルにも逃げずに立ち向かうことができました。苦しかったこともありましたが、大きな成長を感じる1年でした。その後、池袋支店に異動。ここで はお取引先企業の役員や社員を対象とする職域営業や、保険商品の営業推進の支店リーダーも経験。信託ビジネスの奥深さやチームプレーの楽しさを実感することができました。

入社11年目を迎え、人事部採用チームに。営業一筋の私には大きなキャリアチェンジでしたが、「今までと違うことに挑戦できる」という期待の方が大きかったです。環境も変わり、慣れないことも多かったですが、「どんな課題も楽しんで乗り越える」をモットーに、自身が知る信託業務の面白さを学生に伝えたい、そんな思いが溢れるようになりました。2024年4月にチーム長を拝命、初めて部下を持つ立場となりました。私が、これまでのキャリアでいつも上司に自分の挑戦を後押ししてもらったように、私もチームメンバーに寄り添って、背中を押せる存在でありたい。これからもチーム全員で力を合わせて、この会社と仕事の魅力を伝え、新しい仲間を増やしていきたいと思います。