
富澤 桂子
Keiko Tomizawa
オンライン企画部 部長
キャリアを切り拓く
財産になる
大学では経営学を専攻。プログラミング経験こそありませんでしたが、就職では勢いのあるIT業界を選びました。業務用アプリケーションソフトの会社で開発に携わった後、さらに上流工程をめざして外資系のITコンサルに転職。その後、かつて学んだ経営学への興味が再燃。希望して市場調査の部署 に移り、ビジネスアナリストに挑戦します。経験のない業務でしたが想像以上に面白く、夢中でデータ分析などのスキルを身に付けていきました。
キャリア12年目のチャレンジは実業です。これまで培った知見や分析力を直接ビジネスに活かしたいと思いました。転職先は、米国に本社のあるエンターテインメント会社。日本オフィスが小世帯だったため様々な業務を経験しましたが、メインは映像コンテンツの収益予測や予実管理。販売戦略や経営戦略の基点となるデータ分析はとてもやりがいの大 きいものでした。プロジェクトリーダーを担うようになり、国をまたいで多くの関係者をファシリテーションできたことが、大きな自信となりました。そして、さらに広いステージを求めて飛び込んだのが現在の会社です。

最初の配属はフード企画部。外食チェーンでの市場・販売データの分析、予実管理などの業務を担当しました。製品だけでなく「コカ・コーラ」というブランド、カルチャーを売るという視点は、世界的ブランドを取り扱う当社で働く上で欠かせないものであり、その難しさと醍醐味を感じる貴重な経験ができました。その後新設されたオンライン企画部へ異動。今度はECプラットフォームが舞台です。当時はまだECの飲料市場は小さく社としても規模の小さい事業領域でしたが、前職でDVDを販売していた経験を活かし、実績を積み上げていきました。その後は市場の拡大にともない課が新設され、キャリアアップを望んでいることを発信し続けていたことが形となり課長に就任しました。新たな取り組みが多い中、人に仕事を任せる難しさを思い知らされましたが、部下と丁寧にコミュニケーションを取り、パーソナリティを理解することを心掛けました。課のリードに以前経験したファシリテーションのスキルが活きており、自分のキャリアが繋がっていることを実感しました。
2023年に部長職を拝命、オンライン市場での販売企画全体を牽引する立場となりました。急成長を続けるマーケットへの期待は高く、AIを活用した新たな分析手法などに対峙できる人材の育成も急務です。「コカ・コーラ」は、時代の変化をいち早く取り込み次の成長につなげていく、どんな失敗も糧にして進化を続ける。そんな強靭でしなやかな遺伝子が社内に浸透しています。私はこれまで様々な仕事を経験してきました。無駄な経験は一つもありません。大切なことは、やりたいことを自ら発信し続けること。その結果積み重ねたスキルや経験は、必ず一つに繋が るときが来ると思っています。またそれは部下にも求めています。成長や自分の可能性を広げる好機をつかんでほしいですし、会社もチャレンジができる文化があります。一人でも多くの人が納得いくキャリアを築けることを願い、私もまだまだ走り続けていきます。
Career Timeline
1997
キャリアチャレンジは、
業務用アプリのプログラマーから始まる
就職氷河期の最中、急成長を始めたIT業界に注目。プログラミングの経験もないまま飛び込んだ。
2000
コンサルタントから
ビジネスアナリストへ
上流を見ようと、ITコンサルティング会社に転職。コンサルタントからビジネスアナリストへと、自らの好奇心を追いかける日々。
2008
エンターテイメント業界に転職し、
映像コンテンツのマーケット分析に従事
米国に本社をもつ会社で、マーケット分析からシステム構築まで、これまでの経験をフル稼働して活躍。新たに得たのは、国境を越え、文化を超えて関係者たちをファシリテートする技術。
2015
コカ・コーラ ボトラーズジャパングループに入社。
トップブランドの高度なマーケティングと対峙
外食チェーンやECプラットフォームでのデータ分析に従事。トップブランドの強みを活かしたチャレンジングな販売戦略を探る。
2023
オンライン企画部の部長に就任。
次なるチャレンジへ
企画責任者となったeCommerce市場は、急速に成長を続ける。「コカ・コーラ」の遺伝子を継承する部員とともに、先頭を走り抜く。