君は、大手企業に入りたいだろうか?それとも中小企業を探したいと思っているだろうか?
そもそも、よく言うこの「大手企業」だが、実は明確な定義はなく(中小企業基本法を参考にする考え方もある)、必ずしも「大手=有名」というわけでもないのだ。
とはいえ、会社の「大きさ」を測る指標は、大きく分けて3つある。「従業員数」「売上高」「総資産」だ。
「どれも聞いたことある数字だな」と侮るなかれ、それぞれの数字には着目点があるのだ!
まず「従業員数」。1,000名以上が大手企業という説もあるが、人手=企業力になる業種もあれば、省力化が進んでいる業種もあり、一概に言う事が出来ない。「1000名以上」というだけであれば、ブンナビに1300社以上掲載されているのだ。
ここで重要なのは「従業員数」と「採用人数」のバランス。総従業員数の10%を超える人数を採用している場合は、注意が必要だ。良い事例としては、好業績での採用拡大の場合。伸び盛りのベンチャーなどに当てはまる場合が多い。逆に悪い事例として、早期離職を見込んだ採用である可能性もある。
CSR-DATAやその他就職サイトで、採用人数とのバランスをチェックしてみよう。
つぎに「売上高」。ここは、次に出る「総資産」とのバランス、そして過去3年の推移をチェックすると分かりやすい。基本的には「総資産が大きい=売上高も大きい」となるが、同じ業種内で見ると逆転現象が起こっている場合も見つかるだろう。
また、売上は3年分の推移をみることで流れが見えてくる。継続的に売上が減少している場合は注意が必要だ。また、今期だけ調子が良いのか、逆に今期だけ調子が悪いのかなども合わせてチェックしよう。
最後に「総資産」だが、これは会社が持つの全財産の目安を表す指標だ。自分の家庭に置き換えてみると分かりやすい。現金や銀行の貯金はもちろん、持っているパソコンや住宅、机、バイクカバンなども含まれる。そして最も重要なことは、分割払いなどのローン(借金)も資産の中に含まれるのだ!
つまり、総資産の値が大きいほど「規模が大きい」と言えるが、総資産の中には「借金(有利子負債)」も含まれているため、資本金の中の「有利子負債比率」と比べて見定める必要があるぞ!
このポイントは[Training6]でも触れるので、覚えておいてほしい!
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