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高い壁を乗り越えたからこそ感じられる成長

ファシリテーターの佐々木さん

佐々木

さまざまな経験をされているお二人だからこそ、これまでのキャリアの中で「修羅場経験」があるのではないかと思うのですがいかがですか?

スピーカーの市川さん

市川

今、取締役として関わっている株式会社Wizleapに出向した当初は、なかなかハードでしたね。
出資が決定した直後は、私の上司が先に出向し、私は本社側の窓口として対応していました。そのため、ある程度の業務内容や社内の雰囲気も分かっていて、引き継ぎ自体はかなり理想的な形で進んでいったんです。

ただ、いざ自分が出向してみると、担当範囲が財務・経理、法務、総務、保険業法関連の管理と本当に多岐にわたっていて。さらに、労務を担当する予定だったメンバーが直前で組織を離れることになり、労務関連の業務まで私が見ることになりました。
出資検討をしていた当時は従業員が20名規模だったのに、今では70名規模の組織になっています。人数が増えると働き方や要望もどんどん多様になっていくので、一人ひとりの状況を踏まえながら制度設計を進めていくのはかなり苦戦しましたね。

しかも、丸紅本社であれば半年から1年ほどかけて整えていくような内容を、2か月ほどで形にしていく必要があって。タイトなスケジュールの中で、既存の枠にとらわれずに仕組みをつくっていくというのはかなり大変だったなと感じています。

ファシリテーターの佐々木さん

佐々木

元々労務関連の知識はお持ちだったのでしょうか?

スピーカーの市川さん

市川

いえ、全くそういうわけではないです。
なので、丸紅本社の労務に詳しい方に相談させてもらったり、自分でもAIツールなどを活用して法律や制度面の知識をキャッチアップしたりしながら、少しずつ理解を深めていきました。

自分で動けるところは主体的に動きつつ、必要なところではきちんと専門性のある人に頼る。その両方を意識したことで、なんとか乗り越えられたと感じています。

ファシリテーターの佐々木さん

佐々木

丸紅内では複数の部署で分担しているような業務も、出向先ではお一人で担う場面が多く、かなりハードだったのではないかと感じました。芦田さんはいかがですか?

スピーカーの芦田さん

芦田

正直、「修羅場」と言われるような経験は本当にいろいろあるので、どれを挙げようか迷うのですが、その中でも特に印象に残っているのは、やはり出向(駐在)先での出来事ですね。

出向先では、船のオペレーションを担当していました。24時間動き続ける船に何かトラブルがあっても、予定どおり運航できるように調整するのが役割です。
そんな中、私がイギリスに駐在していたとき、夜中に「オーストラリア付近を航行している船で、船長が急な事情により職務を続けられなくなった」という一報が入ってきました。会社に置き換えると、「社長が突然不在になり、意思決定ができない状態」をイメージしていただくと分かりやすいと思います。

現地との時差もあるうえ、入港までの時間も限られている状況で、当時のチームメンバーはもちろん、オーストラリアの港の関係者、保険代理店、東京の丸紅本社の担当者、荷主さんなど、関係者全員と連携しながら「どうすれば運航への影響を最小限にできるか」を必死で考えました。
全員で知恵を絞りながら役割分担をして対応した結果、なんとか大きなトラブルには至らずに済んだのですが、今振り返っても、あのときはまさにハードな局面だったと思います。

ファシリテーターの佐々木さん

佐々木

かなり壮絶なエピソードですね。この経験があったからこそ学べたことや感じたことはありますか?

スピーカーの芦田さん

芦田

一番強く感じたのは、「現場に立ってみないと見えてこないことが本当にたくさんある」ということです。

先ほどお話ししたケースでも、結果として多少の損失は出てしまいました。損失という数字だけを切り取って本社に報告されたとしたら、「もっと何かできたのではないか?」という議論になってしまうかもしれません。
でも、実際に現場にいると、「誰の命も犠牲にしないためには、これが最小限の損失だった」と実感を持って言える瞬間があるんです。だからこそ、現場で見えている状況や判断の背景を、どれだけ正しく伝えられるかがとても重要だと痛感しました。

また、船のオペレーションは、マニュアル通りにいかないことの連続です。毎日のように想定外のことが起きるので、そのたびに臨機応変に対応し続ける必要があります。その経験を通じて、状況に応じて「今、何がベストか」を考え抜く力が鍛えられたと思います。

この力は、今の仕事にもすごく活きています。スタートアップへの投資を検討する中では、明確な正解があるわけではなく、頭を悩ませながら判断していく日々です。
何が正しいか分からない中でも、限られた情報をもとに最適解を模索していく、という経験は、今のキャリアにとって大きな糧になっています。

一人ひとりが活躍できることが、
本当の「働きやすさ」

ファシリテーターの佐々木さん

佐々木

女性にとって、総合商社は働きにくいのでは?と不安に思う学生の皆さんも多いと思うのですが、実際長く働かれているお二人からみていかがでしょうか?

スピーカーの芦田さん

芦田

私は、丸紅の「働きやすさ」とは、何か特別扱いされることではなく、当たり前のことが当たり前にある、ということだと思っています。というのも、入社してからこれまでの間で、自分が「女性であること」を意識させられた瞬間はほとんどありません。もちろん、仕事自体は毎日大変ですし、楽なわけではないのですが、「女性だからこそ感じるやりづらさ」のようなものはあまり感じていません。

フレックス制度など、休みたいときにきちんと休める仕組みも整っており、男女問わず働きやすい環境・制度があると感じています。性別に関係なく、働きやすく、やりがいもあり、仕事を頑張ればしっかり実力を認めてもらえる、というフィールドが丸紅にはあると思います。

スピーカーの市川さん

市川

感じていることは、基本的に芦田さんと同じです。マネジメントをする立場としても、「男性だから」「女性だから」と意識して仕事を任せることは一切ありません。

女性はどうしてもライフイベントが発生しやすいですが、だからといって仕事を任せない、責任あるポジションを任せない、ということは全くないです。むしろ、「どういう働き方をしたいのか」という本人なりの意思があれば、それに応えようとする柔軟性がある環境だと思います。また、風通しがよく、一人ひとりが自分の意見を言いやすいことも、働きやすさにつながっていると感じます。

今、私は出向先にいますが、「自分ひとりでポツンと放り込まれている」という感覚はあまりありません。常に、背後には丸紅の仲間がいてくれて、相談できる・支えてくれるという安心感がある。その心強さがあるからこそ、出向先でも思い切って挑戦できていると思います。

ファシリテーターの佐々木さん

佐々木

お二人ともありがとうございます!
お二人のお話を通して、仕事において「女性だから」という理由で不安に思う必要はないことを、学生の皆さんにも実感していただけたのではないかと思います。

ここまで、総合商社・丸紅の第一線で活躍する、市川さん、芦田さんに、仕事・キャリアの歩みとリアルな想いを語っていただきました。
「総合商社=男性社会・体育会系?」と不安に思う方もいるかもしれませんが、丸紅は性別や経歴などに関係なく、自身の持つ力次第で活躍できる、そんな多様性に富んだ会社です。
商社のイメージにとらわれず、個性的な皆さんにお会いできることを楽しみにしています!

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