
自身の経験をこれからの
仲間たちのために
大学で経済を学んでおり、将来は金融業界に進もうと考えていました。特に証券のリテール業務は若いうちから企業経営者などと直接話をできる点に魅力を感じ、その中でも社員がすごく活き活きしている当社を選びました。最初の配属は吉祥寺支店。希望かなって、フィナンシャル・コンサルタントとなりました。
当時は金融危機の真っ只中で証券会社への風当たりが強かったのですが、辛さは感じなかったです。むしろお客様との対話のすべてが成長の素になる気がして、厳しい言葉も前向きに受け止められました。お客様から教えてもらったことはすぐに行動にうつし、言われたことはしっかりと守る。スキルも経験も ありませんでしたが目の前のお客様と真剣に向かいながら営業先を広げていきました。入社早々先輩がかけてくれた「ここには君の知らない世界がたくさん広がっているから、狭い世界で思い悩む必要はない」との言葉が、勇気をくれたのだと思います。

3年が過ぎ、仕事がすごく楽しくなってきた頃、財務企画部への異動を命じられました。会計知識もない私には驚きでしたが、これもまた広い世界への入口。がむしゃらに勉強して、壁をひとつずつクリアしていきました。また途中で長男と次男を出産。育児との両立もテーマに加わりましたが、経験豊富な先輩たちに支えられ、母子ともに成長を続けることができました。ここで約7年を過ごし、次は経営に関わりたいと願い出て経営企画部への異動となりました。上司からは「経験が通用しない業務をやってもらう」と言われ、中期経営計画の策定を担当。会社がより成長していくために新しいことに挑戦できないかと、同僚たちと議論を重ねる中で、目をつけたのが、当時国内で広がりつつあったイントレプレナーの育成です。先行する企業にヒアリングを重ね、まずはピッチイベント※1を開催。予想以上に反響があり、優れたアイデアがたくさん集まりました。さらに採択されたものを事業化する組織※2を立ち上げ、私は組織が軌道に乗るまでサポートに当たりました。やりたいことがあれば発信する。そこに共感する仲間が現れ、応援してくれる部署が出てきて、大きな力となっていく。当社の愛すべき文化を自ら体感できて、とても充実した4年間でした。
これまでの私の経験を還元できるのはどこかと考え、次に希望したのは人事部です。経営企画部にいて、会社が今後成長を続けるために人事制度の改革が必要と考えました。経営企画部で人事に投げたパスを自ら受け取るように異動し、2023年からは課長職を拝命。2024年には採用から配属、評価までを一貫して取り組める体制となりました。当社の強みは多様性豊かな人財であり、その持てる能力を最大限に発揮してもらうのがミッション。新しいアイデアを日々持ち込む頼もしい課員たちと力を合わせ、さらなる発展に尽力していきたいと思います。※1:Nikko Ventures ※2:Nikko Open Innovation Lab
Career Timeline
2008
証券のリテール業務に憧れて入社。
金融危機で逆風の中、厳しい声も成長の糧に
フィナンシャル・コンサルタントとしてスタート。金融危機の真っ只中、先輩から授かった「広い世界を見据えよう」の言葉を胸に、顧客開拓に駆け回った。
2011
財務企画部で会計業務を担当。
未知の領域に挑み、育児との両立も
思いがけない配属に驚くも、その先を見据え財務会計、管理会計両面での業務に携わる。さらに2人の息子を授かり、同僚の温かい応援を受けながら仕事と育児の両立にも挑戦。
2018
希望して経営企画部へ。
中期経営計画と新規施策に取り組む
財務企画部で得た知識を活かしたいとの思いで、経営企画部へ。与えられたミッションは中期経営計画の策定と新規施策の立案。仲間を得て、新たなテーマに挑んだ。
2022
再び志願し人事部に異動。
経営企画部と協力して制度や機構の改革を推進
経営企画部で感じた課題を実行すべく、志願して人事部へ。翌年から課長となり、部下たちと力を合わせて、「HRビジネスパートナー」の推進など多様なリソースの活用に取り組む。