でん六（山形市）　総務部人事課長　佃章弘さん　４２

　１９２４年創業で、今年１００周年を迎える製菓会社です。看板商品は落花生を煎って砂糖をまぶした豆菓子「でん六豆」。量り売りが一般的だった５６年に、内容量の多いパッケージで売り出して割安感を出し、包装に商品名や社名を記して人気を広げました。香ばしく優しい甘さが特徴で、山形のお土産品にもなっています。現在はナッツ、チョコレート、甘納豆なども製造しています。

　県内に２か所の製造工場があり、パートなどを含む従業員は８７２人（２０２３年３月末時点）。毎年２０人程度を新卒採用しており、昨春は大卒１０人を含む計１６人が入社しました。

　大半はまず工場で製造工程を学んだ後、新しい商品のアイデアを出す部署や、原料や輸入元など製造方法の見直しを検討する部署に異動します。営業部署の場合は、東京や大阪など都市部の支店に配属されます。

　例年、有志が山形伝統の「芋煮会」を開くなど、全体的に家庭的な雰囲気があります。「豆を究め、喜びを創る」という経営スローガンの下、会社とともに成長できる人を求めています。