毎月初めに目標立てよう(スペシャル1月号)

　「目標の立て方が分からない」「立てても達成できない」。目の前の仕事がこなせるようになると、自らのゴールをどう設定し、いかに達成するかという悩みが生まれる。ビジネス関連の著書が多数ある経営コンサルタントの小宮一慶さん（６６）は「月初めに月間目標を立てることから始めよう」と助言する。

　最初は「新しい人に１０人会う」「新規顧客を５件獲得」など基準が明確であれば何でもいい。目標を立てては見直す作業を繰り返すうちに、得意なこと、やりたいことがわかる。中・長期的な目標が見えたら、関連資格の取得も考えたい。

　目標が達成できない一番の要因は、忙しさで目標を忘れてしまうことだ。目標を決めたら、仕事で使うパソコン画面に毎朝表示されるようにしたい。手帳を使うなら付箋に書いて貼るのもいい。

　プライベートな目標も一緒に立てると生活バランスも保ちやすい。「休日は友達と映画を見る」など明確にしたい。

　「目の前の仕事を一生懸命やれば何とかなるという考えは捨てよう。目標を立てることが習慣になれば、仕事の仕方だけでなく生き方も変わってくる」と小宮さんは話している。