＜１＞学生の６割　卒業まで５年超　試行錯誤の経験　強み

　本学は、３学部２７言語専攻に分かれており、学生たちは英語や中国語などの主要言語のほか、アラビア語、ウルドゥー語、タイ語など、多種多様な言語を学んでいます。進路選択でも語学を生かして国際社会に貢献したいと考える学生が多いです。

　大学３年の夏から１年近く留学するケースが多く、インターンシップ（就業体験）などと時期が重なります。留学時期と志望する業界の採用日程が合わず、帰国した４年生が他大の３年生に交じって就活をすることは珍しくありません。卒業まで５年以上かける学生が６割程度います。

　学んだ言語が、どれだけ仕事に役立つかという有用性だけでなく、「なぜ学んだのか」「どう学んできたか」を自己分析することが重要です。その言語を習得する上で、勉強方法を工夫したり、留学先でコミュニケーション力を磨いたりした試行錯誤の経験こそ、採用選考や入社後の仕事に生かせるはずです。