
日立ハイテク(前編)

刈川:日立ハイテク 人財開発部の山上菜月さんです。よろしくお願いします。
山上:よろしくお願いします。
刈川:山上さんに日立ハイテクについて教えていただきます。会社名にあるように、日立グループの会社なんですよね。グループの中では、どういった立ち位置になるのでしょうか?
山上:日立グループの中には、発電や鉄道などの大きなインフラを作る会社が多いのですが、その中でも日立ハイテクは、半導体や医療などにおける「最先端の技術を、世界中のお客様に届ける役割」を担っている会社だと思います。ただモノを作るだけではなくて、お客様の課題を聞いて、本質的な課題を抽出した上で、「どんな技術が必要か?」を考え、提案し、導入まで関われる技術を届けられるという点が大きな特徴かと思います。
刈川:モノづくりの一部ではなく、最初から最後まで通して関わることができるんですね。そんな日立ハイテクですが、どんな事業をしているのか教えてください。
山上:日立ハイテクは、ヘルスケアや半導体といった成長分野で、世界トップシェアの製品を多数持つグローバル企業です。海外売上比率は約70%以上と高く、世界中で活躍しています。中には世界シェア8割近くを占める装置もあり、みなさんの生活に欠かせない技術をもっている会社なんです。
刈川:世界シェアの8割近く占めている製品はどんなものですか?
山上:あまりなじみがないかもしれませんが、半導体の計測・検査装置というもので、何かというとスマホやパソコンの“頭脳”となるチップをつくるときに、ちゃんとできてるか見張ってくれる装置なんです。半導体って、髪の毛よりずっと細いナノの世界で作られているので、ホコリが一つ入ってもアウトなんですよね。そこでこの装置が、傷がないか、線がちゃんと引けてるか、1ミリの100万分の1レベルでチェックしています。少しでも変だったら「ここおかしいよ」と工場に知らせてくれるので、“超ミクロの見張り役” みたいなイメージを持っていただけるといいかなと思います。
刈川:人間では絶対気づけない領域、凄い世界ですね。
刈川:ここからは、私たちの身近にある日立ハイテクの製品について教えていただきます。山上さん、どんな製品があるんですか?
山上:先ほど少しお話しした、半導体の計測・検査装置もその一つです。半導体は、皆さんが使っているスマートフォンに入っている素材ですが、これはすごく小さくて精密なので、ちゃんと作られているかを細かくチェックする必要があります。日立ハイテクは、そのチェックや測定をする装置を作っていて、不良がないかを見つける役割を担っています。
刈川:商品の品質を保つための機械が世界中で使われているんですね。改めて、世界シェア8割という数字にも驚きますが、他にはどんなものがありますか?
山上:例えば、病院で受ける健康診断を思い出してみてください。血液検査ってありますよね。実は、あの血液を分析して異常がないかを調べている装置にも日立ハイテクの技術が使われています。日頃から見かける事は少ないかもしれませんが、皆さんの生活に欠かせない製品を作っているのが、日立ハイテクです。
刈川:医療現場でも活躍しているんですね。他にもありますか?
山上:ありますよ。例えば、粒子線治療装置や放射線治療装置といった、がん治療に使われる医療機器も手がけています。少し難しく聞こえるかもしれませんが、簡単に言うと、できるだけ体への負担を抑えながら、がん細胞だけをピンポイントで狙って治療する装置です。患者さんの負担を減らしながら、より効果的な治療につなげることができるので、いま世界的にも注目されている分野の一つなんです。このように、半導体の分野で産業を支えるだけでなく、医療の分野でも人の命や健康を支えているところが、日立ハイテクの大きな特徴だと感じています。
刈川:いろいろなところに日立ハイテクの製品があるんですね。

刈川:山上さんは日立ハイテクで働いていて、社風はどのように感じていますか?
山上:ひとことで言うと“バランスの良さ”が魅力だと感じています。会社としてはグローバルで規模感もある一方で、実際の現場はとても距離が近くて、現場感を持ちながら仕事ができる環境なんですね。なので、大きすぎて何も見えないということもなく、小さすぎてできることが限られるということもなくて、そのちょうど良いバランスの中で働けるのがすごく魅力だと思っています。また、意思決定のスピードが比較的速いのも特徴で、スピード感を持って仕事に取り組めるので、自分自身を成長させやすい環境だなと感じています。
刈川:入社する前と後でギャップを感じることはありましたか?
山上:そうですね、良い意味でのギャップとして感じたのは、現場との距離の近さと、任せてもらえる裁量の大きさです。実際に働いてみると、こんなに任せてもらえるんだと驚くくらい、一人ひとりに対して信頼して仕事を任せてもらえる環境なんですね。なので、若手のうちから自分で考えて動く経験を積むことができますし、3年後にこんな自分になっていたいという成長イメージもすごく持ちやすい会社だと感じています。
刈川:若手のうちから裁量を持って働けるということは、仕事のやりがいも大きいですよね。
山上:そうなんです。正直、日立ハイテクの製品って、普段の生活で直接目にすることはほとんどないんですよね。でも、スマートフォンが問題なく使えることや、病院で正しい検査結果が出ること、そういった当たり前の裏側に、私たちが大きくかかわっています。そう考えたときに、誰かの生活や安心を、気づかれないところで支えていることにやりがいを感じますし、人事の立場としても、同じ思いを持つ仲間と出会えることがとても魅力だと感じています。
刈川:私たちの生活に欠かせない企業なんですね。
刈川:ここからは、若手社員の働き方について教えて頂きます。若手のうちから仕事を任せてもらえるというお話がありましたが、実際にどんなお仕事に携わっているんでしょうか?
山上:はい、日立ハイテクでは若手のうちから幅広いフィールドで活躍している社員が多く、一つ事例をご紹介させていただきます。例えば、ある社員は入社4年目で海外出向を経験しており、現地では大手顧客を担当するポジションを任されていました。最初はサポートの立場からスタートしたのですが、任期終了となる2年後には、中核となる現地エンジニアの育成にも関わりながら、お客様から直接ご相談をいただけるような、信頼関係を築けるまでに成長しています。このように、年次に関係なくチャレンジの機会があり、しっかり成果を出せば次の大きな役割を任せてもらえる環境があります。
刈川:頑張りをきちんと評価してもらえるのは嬉しいですよね。今、海外出向をされた社員のお話がありましたが、海外でのお仕事もけっこうあるんですか?
山上:はい。もちろん職種にもよると思いますが、当社は海外売上比率が70%以上ありますので、活躍のフィールドは日本国内にとどまりません。若手のうちから海外案件に関わったり、グローバルなプロジェクトに参画したりと、世界中で経験を積めるチャンスがあるのも大きな魅力だと感じています。また、国内にいても、出張があったり、お客様とのやりとりが外国語だったり、というのも特徴かなと思います。グルーバルに活躍したいという方にはとてもお勧めの企業です。さらに、自分で手を挙げてチャレンジできる海外研修制度もあり、選考を経て一年間海外で学べる仕組みもあります。
刈川:挑戦できるんですね。
山上:そうなんです。キャリア形成という観点でも、海外にチャレンジできることも大きな特徴かなと思います。