2025年8月19日(火)
NECネッツエスアイ(前編)
刈川:長谷川さんのこれまでの経歴を教えていただけますでしょうか?
長谷川:私は2021年に大学を卒業し、新卒で当社に入社をしております。現在、5年目を迎えたところで、入社後すぐに人事部の方に配属されて、最初の3年間は評価や昇格など社内の人事制度に関するお仕事の方を担当させていただいておりました。そして去年の4月に自身の希望もありまして、採用部門の方に異動させていただいて、現在は新卒採用を担当しています。
刈川:NECネッツエスアイの事業内容を教えていただけますか?
長谷川:NECネッツエスアイは、NECグループの一員の会社となっています。1953年にNECこと日本電気の通信建設部門が独立をしてできた会社です。70年以上の歴史がある会社となっており、時代とともにニーズを読み取って事業領域を広げてきました。設立当初は通信建設業として、電気通信工事における施工力の礎を作りました。現在は、民間企業から社会インフラ、さらには海底から宇宙に至るまで全業界におけるICTについて、上流から下流までをワンストップで担うことができる“施工力を有するシステムインテグレーター”として社会を支えています。
刈川:歴史もありますし、海底から宇宙まで幅広くお仕事されているんですね。具体的に私たちの身近な所だと、どんな所にNECネッツエスアイの技術が使われているのでしょうか?
長谷川:街中のいろいろな所にあるんですけれども、民間企業、官公庁、学校法人などにおけるネットワークや、ICT活用による働き方改革、ソリューションのご提供といったものがあります。皆さんが普段使っていらっしゃる大手キャリアの通信ネットワークの設計、構築、保守なども実施をしています。さらには消防・防災分野における司令システムであったり、街中の防災無線または鉄道や航空などをはじめとした交通インフラであったり、テレビ放送におけるスタジオシステムの構築など、社会インフラにおけるネットワーク、世の中のありとあらゆるところの裏側で支えています。
刈川:幅広いですね。
刈川:ここからは、NECネッツエスアイをもっと知るためのキーワードを2つご紹介します。それが「自社実践」と「働き方」です。まずは「自社実践」から教えてください。
長谷川:我々が非常に大切にしているキーワードとなっており、実際にさまざまなソリューションをお客様にご提供する前に、それを自分たちで試し、分析をして、良さをしっかりと理解したうえでご提供するという文化があります。自分たちで使っているからこそ、納得感のあるご提案がお客様にすることができ、導入後も自分たちの経験に基づいたサポートが可能となるので、非常に高いレベルでお客様と伴走することができます。実際、IT業界人として自社内で先端技術に触れる機会が増えるので、自然と学ぶこと、成長することができます。
刈川:もう1つのキーワード「働き方」についてはいかがですか?
長谷川:NECネッツエスアイは新卒から安心して長く働くことができる企業ではないかなと思っております。実際の数字というところで見てみますと、「離職率が2.9%」、「平均勤続年数が17年」、「社員の平均年齢が44.5歳」で、長く働いている証拠かなと思っております。
さらに、フレックス制度や、テレワークの導入などもしておりますので、働く場所や時間を自律的にデザインすることが可能となっています。さらには、ワークライフバランスも非常に取りやすい環境です。休みに関しては、年間126日あり、有休も初年度から20日間ある他、5日間の目的別休暇や、10連休程度の長期休暇が年間3回取れるような環境です。また 1時間単位で有休を取ることができるなどユニークな制度もあります。
刈川:それはNECネッツエスアイならではの制度なんですか?
長谷川:特に1時間単位でお休みを取ることができるのは、なかなか他社さんでは聞いたことはないですね。さらには、子育てなどのライフステージに応じた支援というのも充実をしています。例えば女性の復職率が4年連続100%で、すべて同じ職場へ戻っており、育休に関しても男性の育休が58.8%と、非常に高い水準です。出産の祝い金は一括で55万円支給しており、育児における時短の勤務制度などさまざまサポートする制度がございます。
刈川:長谷川さんは入社してから、NECネッツエスアイの社風はどう感じていらっしゃいますか?
長谷川:実際に入社する前は、少し堅いんじゃないかなというイメージもあったんですけれども、実際働いてみると役職関係なく、コミュニケーションがとても取りやすい環境だなと思っています。特に実際の業務において、大手の企業向け案件や、国家プロジェクトなど、そういった大規模な案件でも、若手のうちから先輩や上司と一緒に参画をすることができまして、非常に高い視座の経験、そして成長ができる環境があるんじゃないかな、と思っております。それは研修制度が充実をしていることも1つの理由だと思います。2か月間の配属前新入社員研修をはじめ、役職を問わずステップに応じた研修があり、特に技術研修については実機を保有する自社施設で最先端技術を学んでいただくことができます。