2025年6月17日(火)
住友商事(後編)
刈川:これから始まる夏のインターンシップの情報を伺います。住友商事では、どんなインターンシップを予定されていますか?
今山:昨年、2週間の就業体験型インターンシップを開催したのですが、大変好評でしたので、今年も同様のインターンシップを開催します。インターンシップというと、会社によっては、学生の方に会議室に集まっていただいて、会議室でグループワークをするだけというケースもあるかと思うのですが、住友商事の場合は、実際に働いている社員の隣のデスクに座ってもらって業務にチャレンジいただきます。時には、お客様との打ち合わせに同席してもらうことや、社員と一緒に出張に行ってもらうこともあります。
刈川:本格的ですね
今山:そうですね。現在、応募受付中ですので、ぜひ採用ホームページやInstagramをご覧いただいて、興味のある部署に応募いただけると嬉しいです。
刈川:昨年、参加された学生さんたちからの感想はどんなものがありましたか?
今山:総合商社の仕事はイメージしづらいと言われがちなのですが、“インターンシップに参加したことで具体的なイメージが湧きました”とか“実際に社員と一緒に過ごすことができたので、住友商事で働くってこういう感じなんだ、雰囲気も含めてよく分かった”というコメントを多く頂きました。社員にとっても良い刺激になったようで、部署に来てくれた学生を“仲間のように感じた”と言ってくれて、これも嬉しい反響です。
刈川:親しみやすい会社なんですね。
今山:そうですね。それは1つ言えるのかなと思います。
刈川:学生さんたちが一番気になるところで、どんな人が採用されるのか教えていただけますか?
今山:多様性を大事にしており、いろんな学生さんに来ていただきたいので、こうでなくてはならないというのは無いですが、敢えて1つ挙げるとすれば、“いろんな物事、新しいことにどんどんチャレンジして、学びを深めていける人”です。変化の激しい世の中ですので、同じアプローチでうまくいくことはそうありませんし、当然仕事の中でもたくさん失敗も成功もあると思います。そんな中で、素早く学びながら、その学びを成長に・成果に繋げていける人、そんな人に来ていただきたいと思っています。
刈川:面接では、具体的にどんな質問をするのですか?
今山:なるべく学生さんの自然な姿を知りたいと思います。聞きたいことは「どういう人か?」ですね。ご自身がどんなことに魅力を感じて、どんなことに夢中になって取り組んできたのか。成功も失敗もあると思いますが、その中でどういうことを学んでいったのかをお伺いしたいと思っています。
刈川:自分ならではの経験、体験を自分でしか語れない言葉で語る学生に惹かれますか?
今山:まさにおっしゃる通りですね。通りいっぺんのことよりも、ご自身を見せていただきたいなと思います。
刈川:この夏から就職活動をスタートする学生さんも多いと思います。まず何から始めたらいいんだろうと悩んでいる学生さんにアドバイスをお願いします。
今山:スタートという意味では、まずはゲームのルールを理解するということで、就職活動の全体の仕組みを知るのが良いかと思います。どういう業界があって、どんな会社があるのか、大枠を知るところからスタートしてみるといいのではと思います。
刈川:実際に今山さんが就活の時、やっておいてよかったと思うことはありますか?
今山:一番良かったなと思うのは社員訪問です。いろんな会社の社員の方から、直接お話を聞けたのは良かったなと思います。それによって、その会社で、あるいは、社会に出て働くイメージが湧きました。
刈川:今山さんの時も、インターンシップに参加されたんですか?
今山:当時は残念ながら今のようなインターンシップの仕組みはありませんでした。もしあの時代にインターンシップがあったら、間違いなく参加していたと思います。
刈川:人事目線で就職活動をしている学生さんにアドバイスをするとしたら、何をお伝えしますか?
今山:企業の競争力の源泉は人と組織にあると思っています。ですので、他の会社がどんな構成なのかとても興味があるのですが、なかなか社会人になるとずけずけとは聞きづらいです。学生の立場で気兼ねなくあれこれ聞けるのはうらやましいですね。ぜひ積極的にいろんな会社の方のお話を聞いてみると良いと思います。
刈川:ということは、住友商事にインターンで訪れた学生さんたちが何を聞いても答えてくださいますか?
今山:基本的には(笑)
刈川:やっぱり行ってみなきゃ、人柄だったり、雰囲気がわからないので、触れるって大事ですよね。最後に就職活動を頑張る学生さんへメッセージをお願いします。
今山:悩まれることもたくさんあると思いますが、ご自身の今後の人生の糧になる経験も得られると思いますので、積極的にいろんな方の話を聞いてみてはと思います。あとは、就職活動も忙しいとは思いますが、やはり学生のうちにしかできないことを目一杯やる、というのも大切だと思います。未来に向けて挑戦する学生の皆さんを、一社会人として応援しております。