
積水化学グループ(後編)

皆藤:積水化学グループでは、どんな人と一緒に働きたいですか?
田中:積水化学グループが求める人材については2つあります。
皆藤:まず、1つ目は何でしょうか?
田中:新しいことや興味があることに対して積極的に取り組める方です。思っていても行動に移すことはなかなか難しいですが、行動に移すことによってはじめて見えるものもありますし、周りも協力してくれるようになるので、そういった行動力があると魅力的に感じます。
皆藤:2つ目は何ですか?
田中:ひとつの考えにとらわれることなく、柔軟な思考を持っている方です。積水化学グループでは本当にたくさんの社員が働いており、皆さん性格も考え方もバラバラです。そのような環境だからこそ、一つの考えに固執することなく、たくさんの人と交流して多くの意見に触れたうえで、一番良いと思う結論を導き出せる方だと良いと思います。
皆藤:化学業界ということで、理系出身の方が多いのかな?と思ってしまいますが、そのあたりはいかがでしょうか?
田中:近年の新卒採用の割合でいうと、約6割が理系、約4割が文系となっています。もちろん理系の方のほうが多いですが、文系の方も多く活躍していて、この文系の採用割合は化学業界の中でも多いほうだと思っています。
皆藤:選考では、どんなところを意識して見ていますか?
田中:入社後どのようなことがしたいのか、なぜそう考えているのかは意識してお話を聞いています。その中に皆さんの想いが詰まっていると思いますし、そこで皆さんの情熱に触れて我々が刺激を受けることがたくさんあります。
皆藤:積水化学は福利厚生がとても手厚いそうですね?
田中:特に住宅手当が非常に手厚いです。例えば、積水化学工業では、独身寮として、一定の条件をクリアした方に借り上げ物件を貸与していますが、実質の負担が5,000円から7,000円と、かなり安く住めますので、若手を中心に非常に好評です。私自身も最近まで独身寮に住んでいて、非常に助けられました。
皆藤:すごいですね。5,000円から7,000円。他にもうれしい補助があるそうですね。
田中:自己研鑽補助のための制度があります。さまざまなライフステージで使用できるポイントが、年間6万円相当もらえます。在宅勤務用のデスクやモニターの購入に使ったり、体を鍛えるためにジムに使っている人も多い印象です。あとは英会話の勉強にあてている人もいます。
皆藤:産休、育休といった制度はいかがでしょうか?
田中:女性はもちろんのこと、男性の育児休暇についても法定よりも制度は充実していて、社内でも取りやすい風土が整ってきていると感じています。年々男性の育児休暇取得率は向上しており、実際昨年、私のチームメンバーも取得しました。
皆藤:田中さんは働いていてワークライフバランスについては、どう感じていますか?
田中:すごくワークライフバランスのとりやすい環境だと感じています。先程ご紹介したような制度も整っていますし、自分の都合に合わせて就業時間を少しずらしたりできるので、しっかりとメリハリをつけながら働けているなと思います。いろんな手当や制度をご紹介しましたが、グループ各社でそれぞれ異なっておりますので、エントリーの際は、ぜひチェックしてみてください。

皆藤:田中さんが思う、学生時代にこれはやったほうがいいですよ!というものはありますか?
田中:とにかく学生時代にしかできないことをやりきることです。それが研究でも旅行でも趣味でもなんでもよいのですが、思いっきり熱中できることで得られるものは必ずあると思いますし、ある程度まとまった時間をとれるのも学生時代だからできることかなと思います。あとは、さまざまなバックグラウンドの方と関わることです。社会人になると否が応でも多くの方と関わることになりますが、学生時代からそのような経験をして視野を広げておくとすごく良いと思います。
皆藤:こうした経験は、面接でよく聞かれる学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)にも生かせると思いますが、上手く伝えるコツはありますか?
田中:まずは伝えたいポイントを整理することです。内容を全て話すわけではなく、必要なポイントが抑えられているとすごく分かりやすいです。なぜその時にその選択をしたのか?なぜそう考えたのか?を整理しておくと良いと思います。
皆藤:ちなみに、積水化学のような化学業界を志望されている学生にアドバイスするとしたら何でしょうか?
田中:化学業界と一概にいっても、扱っている領域や内容は各社異なります。その中で自分が何をしたいのか、どういったことに取り組みたいのかを考えると必然とマッチする企業が見つかるのではないかと思います。
皆藤:ちなみに、田中さんが就職活動をしていたときに、これはやってよかったなと思うことは何ですか?
田中:自己分析はやって良かったと思います。中々自分を振り返るタイミングはないかと思うのですが、すごく就職活動中にとっては大事なポイントになってきますので、私自身も最終的に企業を決める上でも参考になりました。
皆藤:ここからは、これから行われる積水化学の採用イベントをご紹介頂きます。田中さん、冬の採用イベントはどんなことをするのですか?
田中:積水化学では、11月から1月にかけて選考直結のインターンシップを実施します。仕事体験できるものから社員との座談会まで幅広く行います。また、1月から募集を予定しておりますので、ぜひチェックしてみてください。さらに、積水化学グループ各社でもインターンシップの実施を予定していますので、ぜひ就活情報サイトをご覧ください。
皆藤:ちなみに、インターンシップに参加するにあたって学生さんが準備しておいた方がいいことって何かありますか?
田中:何のためにインターンシップに参加するのか、参加後どうありたいのかをしっかり整理しておくと良いと思います。
皆藤:インターンシップは企業を身近に感じられるチャンスです。こういう意識で参加するといいよといった心構えがあったら教えてください。
田中:受動的に参加するのではなく、主体的に自分が欲しい情報を取りに行くような姿勢で参加すると良いと思います。皆さんにとっても実りのあるインターンシップになると思いますし、主催者側から見てもそのような学生は魅力的に映ると思います。
皆藤:主体的に臨むというのは、ご自身ではどうされていましたか?
田中:なかなか難しいところかと思いますが、たくさんのインターンシップがある中で、自分がどういった目的で参加するのかというところをしっかり考えて参加すると、主体的に参加できるのではと思います。
皆藤:最後に、就職活動を頑張る皆さんへ、メッセージをお願いします!
田中:なかなかうまくいかなくてしんどい時もあるかもしれませんが、人と比べることなく、自分のペースで、自分なりの方法で就職活動を楽しんでいただければと思います。そうしているうちに自分に合う企業がきっと見つかるはずです。ぜひ、頑張ってください。
皆藤:田中さん、ありがとうございました。
田中:ありがとうございました。