
日立ソリューションズ(後編)

皆藤:日立ソリューションズではどんな方が活躍していますか?
高村:IT業界はとても変化の速い業界なので、知識や技術を自ら学ぼうとする意欲のある方や、変化を楽しめる方が活躍していると思います。また、当社はチームでの仕事がとても多いので、さまざまな方とコミュニケーションをとりながら前向きに業務に取り組める方も、とても活躍しています。
皆藤:システムエンジニアが多いということは、理系出身の方が多いですか?
高村:文系出身の社員でも第一線で活躍している人がたくさんいます。また、そもそも入社後は理系・文系という区別にあまり意味はないと思っています。それよりもITに興味を持ち続け、スキルアップの努力を続けられるかが重要です。
皆藤:入社される方の文系、理系の割合はどのくらいですか?
高村:新卒ですとだいたい理系が6割、文系が4割くらいですね。
皆藤:文系もけっこうな割合なんですね。入社後にしっかりと学べる機会はあるのでしょうか?
高村:非常に充実した研修をご用意しています。入社前には内定者研修があり、入社後も2~3か月ほどITスキルやビジネススキルなどを学んでいただける新人研修があります。また、入社後の2年間は先輩社員によるOJT期間があり、実務を通じて基本を学んでいただきます。ほかにも資格取得やプログラミング、ビジネススキルなどさまざまな研修をご用意しており、以前お話しした「LXP」も活用しながら必要なスキルを身に着けていただけます。
皆藤:日立ソリューションズでは、どんな人と一緒に働きたいですか?
高村:日立ソリューションズでは、求める人物像として3つのポイントがあります。1つ目は、「ITへの興味・関心」です。社員の中には、文系やプログラミング未経験で入社する社員もいますが、興味を持ってITでどんなことができるか知った上で、身近な課題感を感じた時、自分だったらITでどう解決するか考えるクセをつけてほしいと思います。
皆藤:2つ目は何ですか?
高村:2つ目は、「学び続け、行動する姿勢」です。IT業界は、変化や革新のスピードが極めて速い業界です。それに伴い、最新技術や業界動向を自ら学ぶことや、自ら課題を見つけ当事者として行動を起こせることが大切です。また、変化を恐れず、楽しみを見出してチャレンジし続けてほしいですね。
皆藤:3つ目は何ですか?
高村:3つ目は、「チームワーク・協調性」です。意外かもしれませんが、SEという仕事は、社内だけでなくお客さまや協力会社の方など、さまざまなメンバーと協力して進める必要があります。そのため、周囲と協力することで、成果を最大化するよう行動できる力が大切です。
皆藤:面接では、この3つのポイントが分かるような質問をされるのでしょうか?
高村:学業や日常生活の中で、ITに関して興味をもったことや感じたことなどを、ぜひありのまま教えていただけるとよいかと思います。また、当社はチームプレーが多いので、今まで集団の中でどのような動きやかかわり方をしてきたのかなど、自己分析してみるのもよいかもしれません。

皆藤:ここからは「IT業界をめざす学生さんへのアドバイス」を伺います。自分に合った企業を見つけるためには、どんなことに注意したらよいでしょうか?
高村:興味のある業界や企業の現場社員の話をたくさん聞いて、その企業の文化や製品などを好きになれそうか、他社との違いや強みは何か、などを整理していくと、だんだんと自分に合った企業が見つかるのではないかと考えています。会社の大きさや売上高など表面的な部分だけではなく、さまざまな観点でご自身が納得できる選び方をするのが一番です。
皆藤:ちなみに、日立ソリューションズで働く若手社員の皆さんは、いろいろな企業を見てきた中で、日立ソリューションズを選んだ決め手は何だったのでしょうか?
高村:実際の社員の話を聞いてみると、「海外のソリューションも含めた新しい技術を使って、お客さまと一緒に課題解決をしていけることに魅力を感じた」、「働きやすい環境で長く成長したいと思っており、当社の充実した教育制度や福利厚生が決め手になった」という声が多いです。皆さんしっかり調べて入社してくれましたので、入社後のギャップも少なく、プライベートも大切にしながら日々前向きに頑張っています。
皆藤:他にも、若手社員の皆さんが就職活動を経験する中で「やってよかったこと」や「大切にした考え方」などあれば教えてください。
高村:文系SEの社員は、就活時にIT関連の資格の勉強に触れてみることで、自分がSEに向いているか、勉強が苦にならないかを確認できたのがよかったと言っていました。資格取得の支援は研修でしっかりフォローしますが、まず一度触れてみるというのは大切かもしれません。ほかにも、当社のホームページには製品やソリューションの事例などが豊富に掲載されているので、どれか1つでも興味の持てるものを見つけて深く調べてみると、IT知識が増えるうえ、自分のやりたいことを見つける手掛かりにもなる、という声もありました。ぜひ試してみてください。
皆藤:日立ソリューションズの社員の方が登壇するイベントがあるそうですね。こちらはどんなイベントですか?
高村:当社の現場社員が登壇する「就活キャンパス2025」というオンラインイベントです。来年1月まで、毎回テーマを変えながら月1,2回のペースで開催中です。就活生の皆さんが少しずつ未来の自分を想像できるよう、就活の基本から仕事内容やキャリアパス、当社の事業など、毎回ステップアップした内容をお届けしています。ご興味のある方はマイページに登録して詳細を確認してください。今後の回では、当社の重点事業に関して、現場社員が実際のプロジェクト事例なども交えながらお話する予定です。ぜひ現場社員の生のお話を聞いてみてください。
皆藤:オンラインということで、全国どこからでも参加できるんですね。これまで参加した学生さんからはどんな感想が寄せられましたか?
高村:「普段の情報収集だけで得られない会社の雰囲気や文化を知ることができた」「社員同士の和やかな雰囲気が伝わった」といった感想があり、大変好評です。繰り返しご参加いただくことで、当社で働くイメージがより鮮明になっていくかと思います。マイページからこれまでの開催回のアーカイブ動画も見られるので、ぜひお役立てください。
皆藤:他にも、就活生の親御さん向けのコンテンツもあるとか?
高村:今は、就職活動について、就活生の皆さんが親御さんに相談することは珍しくない時代です。文化放送キャリアパートナーズ様が運営しているOyatoKoというサイトでは、親御さんと一緒になって見られるお役立ち情報をたくさん掲載しています。当社も「就活生が新人教育について聞いてみた」という動画を載せていますので、ぜひ一緒にご覧ください。
皆藤:最後に、番組をお聞きの就職活動を頑張るみなさんへ、メッセージをお願いします!
高村:たくさん悩むことや迷うことがあると思いますが、イベントに参加する、誰かと情報交換をする、とにかく調べる、など、自分に合った方法で少しずつやりたいことを明確にしていってほしいです。そして、納得のいく選択のうえで、皆さんと当社のご縁があれば本当にうれしく思います。皆さんにお会いできることを、社員一同心から楽しみにしています!
皆藤:高村さんありがとうございました。