
日立ソリューションズ(前編)

皆藤:「日立ソリューションズ」がどんな会社か教えていただけますか?
高村:当社は、日立グループの中でデジタル事業を担当している会社です。社会や企業の活動を支えるために、さまざまなIT技術を組み合わせながら、お客さまの課題を解決するお仕事で、専門的な技術とお客さまをつなぐ“橋渡し役”のような存在です。システムインテグレーションやソフトウェアの開発、ITソリューションの提供などを通じて、社会や企業が抱えるさまざまな課題の解決に貢献しています。また、システムの開発だけでなく、運用や保守まで一貫してサポートしていることや、幅広い業界に対応できることも、私たちの強みです。
皆藤:ITのチカラで世の中を豊かにしているということですね。
高村:社員は約5000名と結構大きな組織ですが、“人こそが最も貴重な経営資源”という考え方のもと、働く人の健康や成長をとても大切にしています。ウェルビーイングを守る取り組みや、スキルアップの支援にも力を入れています。さらに、AIやデータを活用した新しいチャレンジや、持続可能な社会の実現をめざして、サステナビリティ経営にも積極的に取り組んでおり、欧米やアジアなどにも複数の拠点を設けて、海外のパートナーと協力しながら、先進技術によるサービスを開発・提供しています。
皆藤:日立グループの会社だからこその魅力や強みはどんなところですか?
高村:当社は、日立グループの「デジタルシステム&サービス」というセクターに所属していて、グループ全体のデジタル戦略をリードする役割を担っています。日立グループの強みを活かして、幅広い分野に対応できるソリューションを提供できるのが、私たちの大きな特徴です。特に、製造業・流通業・通信業などの業界に対しては、豊富な実績とノウハウがあります。
皆藤:先ほど、幅広い業界でソリューションを提供しているとのことでしたが、中でも得意な領域ってあったりするのでしょうか?
高村:実は、日立ソリューションズでは、特に重点を置いている事業が7つあります。
皆藤:私たちの身近なところでいうとどんなものがあるのでしょうか?
高村:今回は、皆さんの生活や働き方に身近な3つの事業をご紹介します。まず1つ目は「デジタルマーケティング事業」です。鉄道やコンビニなどで使えるポイントサービスの導入や、顧客情報の分析などを通して、お客さまのデジタルマーケティングを支援します。
皆藤:ポイントサービスというと、私たちの身近なところにあるものですね。
高村:2つ目は「スマートモビリティ事業」です。コネクテッドカーや自動運転など、車とITを組み合わせた新しい移動のカタチを支える事業です。安全で快適な移動を実現するための技術開発を行っています。そして3つ目は「スマートライフ事業」です。ITの力で、より豊かな暮らしや働きやすい環境をつくることをめざしています。たとえば、働く人の健康管理や、ITでの業務効率化、リモートワークの導入支援などにもつながっています。
皆藤:色々なところに日立ソリューションズのIT技術が使われているのですね。
高村:そうなんです。実は今、当社で「就活キャンパス2025」というオンラインイベントを開催しています。このイベントでは、現場社員が当社の事業を詳しくご紹介しますので、ぜひマイページからご案内をチェックしてみてください。

皆藤:続いて、「日立ソリューションズの働きやすさ」について教えていただきます。実際に、日立ソリューションズでは、働きやすさに関する制度がいくつかあるそうですね。具体的にどのような点で働きやすさを感じますか?
高村:当社は、ライフステージに関わらず、誰もが働きやすい環境が整っていると感じます。例えば、全社的に有給休暇の取得を促していて、メリハリのある働き方が可能です。ちなみに、一日単位だけではなく、半日や時間単位での有給休暇も取得できます。
皆藤:勤務体制については、いかがですか?
高村:リモートワークと出社を組み合わせたハイブリッド勤務が可能です。そのためその日の業務に応じた働き方ができ、趣味や自己研鑽の時間を確保しやすいのも魅力です。実際に私は、業務後に資格勉強や趣味に打ち込んでおり、仕事とプライベート両方の時間を確保できているなと感じます。
皆藤:コミュニケーションの取りやすさはどのように感じていますか?
高村:ときどき学生の方から、リモートワークでのコミュニケーションの不安について聞くことがありますが、当社では、社員同士が互いに支え合う文化が根付いており、困ったときには気軽に相談できる環境があると思います。社内コミュニティや交流会も活発で、部署を越えたつながりが生まれやすく、心理的安全性が高い職場だと思います。例えば、オンライン対面問わず、1on1や雑談の機会を積極的に設けています。また、出社して他の社員とランチミーティングをする際には、ランチ代を補助する制度があります。さらに、社内にはカフェスペースや売店があるほか、コミュニケーションやミーティングをする社員のために、ちょっとしたお菓子の無料提供もあり、コミュニケーションの促進にはとても力を入れています。
皆藤:聞いてるだけで、とても楽しそうですね。
皆藤:続いて「日立ソリューションズの働きがい」について教えていただきます。まずは、日立ソリューションズの働きがいに関する取り組みから教えてください。
高村:従来から、働き方改革が世の中で叫ばれてきましたが、当社では、「働きやすさ」に関わる制度はもちろん、「働きがい」に関わる制度もいち早く整備してきました。その結果、社員一人ひとりが自らの専門性を活かしながら、チャレンジ・成長できる環境が整っており、仕事を通じてワクワクするような経験を得られる企業風土があります。
皆藤:具体的に、成長を支える制度はどんなものがありますか?
高村:新卒入社3年目という仕事への理解が深まった時期に、社員全員が得られる権利として、「若年層ジョブ・マッチング制度」というものがあります。各部署が求人を出し、異動を希望するのか、元々の部署に残るのかを社員それぞれが判断します。この機会に改めて自分のキャリアを考えることができるので、「制度を通じて将来を意識して考えられた」など、ポジティブな声が寄せられています。
皆藤:他にも、“社員の学びたい”を応援する制度もあるそうですね?
高村:はい、「LXP」というオンラインツールを今年度から導入しました。「LXP」とは、ラーニング エクスペリエンス プラットフォームの略で、社員の経験やスキルに合わせた学びを提供する学習プラットフォームです。ITスキル、ビジネススキル、英会話など、多彩な講座が用意されていて、好きなときに学びたい講座を受講できます。
皆藤:高村さんご自身は、この「LXP」を通じて何を学んでいらっしゃいますか?
高村:私は、仕事終わりに英会話を学んだりしています。
皆藤:自己研鑽のために自分でお金を払って受講する社会人の方も多い中で、会社からこういった制度があると本当に助かりますね。