2月25日(火)放送
本田技研工業 #2
皆藤:今回は「人事のホンネ」と題して、学生さんが気になる質問やズバリどんな人が採用されているのかについて伺っていきたいと思います。ホンダでは、どんな人と一緒に働きたいと考えていますか?
渡邉:新卒採用グループは、『どうなるかじゃないどうするか』という採用スローガンを掲げています。このスローガンに込めた想いは、就職活動では、学生の皆さんが、企業に寄せて就職活動をしてしまうところがあるのかなと思っています。
けれども、我々ホンダが見たいのは、その人のコアにある部分です。コアというのは、自分が人生の中でどんなことを成し遂げたいかまた、10年後、20年後、30年後、将来の自分を想像して、どんな自分でありたいかということです。会社に合わせるのではなく、ホンダという会社を使って、こんなことを成し遂げることができるんだという思いを教えてほしいと思います。そして、それ(コア)がホンダの事業自体にマッチングするのかを見たいと考えています。
ホンダの原動力は従業員一人ひとりの夢です。ですので、その熱い思いを我々は聞かせてほしいです。
皆藤:ちなみにホンダを受けるときは、車やバイクに興味がないとダメですか?
渡邉:学生からよく聞かれるのですが、そんなことはないです。私自身もホンダに入る前は、そこまでモビリティや、モータースポーツに造詣が深くありませんでした。もちろん社内には、すごいオタクですという人もたくさんいますが、私のような初学者でも、実際入社してみると、愛着を持ったり、どんどん思いが芽生えてきます。あくまでホンダで何をしたいかが、我々とマッチングができていれば、皆さん大歓迎です。
皆藤:渡邉さんがホンダに入社した決め手ってなんですか?
渡邉:社風です。
世のため人のために何かすることができないか?という思いで、ホンダは事業をしています。私が学生の時代に、会社説明をなんとなくだらっと聞いていたところ、このワードが出てきまして、私はこのワードにピンと来ました。
私は小さい頃から、「世のため人のためになることをしなさいよ。」両親にそういった教育を受けてきたので、母親に言われた言葉と一緒だなと感じ、興味を持ちました。その後、ホンダという会社を知っていくうちに、自分の人生の軸とマッチしているな感じて、ホンダを選びました。
世界的に大きな影響力を持っている会社なので、世界中のお客さんに喜びを届けられる。そんな環境で、働いてみたいというのが、私がホンダを選んだ理由です。
皆藤:ホンダの面接で、渡邉さんはどんな夢を語ったんですか?
渡邉:私は、人事という仕事を志望してホンダに入社したんですけれども、人事は、世界中の従業員に影響を及ぼすことができる仕事だと考えています。従業員に与えた影響が製品につながって、その製品を受け取ったお客様が、世界中で幸せ、笑顔になる。
間接的かもしれないですが、自分が届けられる喜びの影響力の大きさに、私は魅力を感じました。「私もいつかは、そんな人事になりたいです」とお話をしました。
皆藤:就職活動を始めるときに、最初から「自分の軸」を持っている人は多くないと思います。どうやって見つけたらいいでしょうか?
渡邉:自分はどういう人間で、どんな時にモチベーションが上がり下がりするか、を知ることが重要と考えています。就活生の皆さんは、求人サイトで、年収だったり、福利厚生など、目先のところに目が行きがちですが、実は自分らしく働くことができるかという視点が、生き生きと働くためには、重要ではないかと思います。
皆藤:渡邉さんはどうやって自己分析しましたか?
渡邉:私は100円均一のお店で大きい模造紙を買ってきて夏休みの自由研究のように、自分の人生グラフを作りました。今まであった些細なことも全部書き出して、その中で自分のモチベーションの上がり下がりをグラフにして図示してみました。そうすると自分が、なんとなく人がやりたくないことをやっているときにモチベーションが上がっていることに気づきました。そんな自己分析の方法でした。
皆藤:他にも就職活動中にやってよかったことってありますか?
渡邉:インターンシップへの参加です。会社の中を見られるのは、非常に貴重な機会でした。社会人になるとほかの会社に5日間潜入して、社員のノウハウを教えてもらう機会はありません。これは、新卒採用のときしかできないことです。ですので、自分があまり興味のないようなところでも、社会勉強のために足を運んで、インターンシップには積極的に出るようにしていました。
皆藤:就職活動中はうまくいかなくて落ち込むこともあると思います。渡邉さんはモチベーションの維持ってどうしていましたか?
渡邉:就職活動中、合否はあるので、モチベーションが下がる瞬間は、多くあると思います。ただその中で大事にして欲しいのは、自分がその企業に合わなかっただけではなく、企業から見ても、私が活躍できる場所はもっと他にあるんだと切り替えていました。あくまで自分対企業の就職活動なので、他人と比べずに自分を持って、就職活動するようにしてモチベーションを保っていました。
皆藤:最後に就職活動をしているみなさんへ、メッセージをお願いします!
渡邉:就職活動を通じて、人生の中でも大きなイベントだと考えています。自分のファーストキャリアを決める重要なイベントであると同時に、非常に楽しいイベントであると思います。やはり、自分の知らない自分を知るというのは、どんどん楽しくなっていきます。企業に自分自身の良さをプレゼンしてやるんだぐらいの気持ちで行くと、楽しく面接も受けれるようになると思います。どうなるかじゃない。どうするかだということを、頭の片隅に置いていただいて、自分らしい就職活動をしていただきたいなと思います。