1月14日(火)放送
JSOL #2
皆藤:今回は「人事のホンネ」と題して学生さんが気になる質問や、ずばり、どんな人が採用されているのかについて伺っていきたいと思います。JSOLでは会社の採用コンセプトがあるそうですね?
永田:当社JSOLの採用コンセプトは、「今はない、答えを創る。」です。これは当社のブランドメッセージでもあります。ITの力で世の中にないものを創り出していき、社会を便利に豊かなものを提供するということと、それらを生み出す私たちの姿勢を表現しています。
皆藤:JSOLの選考の流れを簡単に教えてください。
永田:まずは当社が開催するイベントに参加をしていただきまして、その後エントリーシートを提出していただきます。その後、複数回のマッチングを経て、内々定という流れになります。
今「マッチング」と表現しましたが、マッチングはいわゆる面接のことです。「面接」というと、企業が学生を見極めると言うニュアンスが強いので、当社の場合は、企業が学生を見るように、学生の皆さんにも、当社がご自身に合っているのかをしっかり見ていただきたいという思いを込めて、マッチングというような言い方をしております。
皆藤:いいですね!!ではその「マッチング」でここを見るとかこれを聞くというものはありますか?
永田:学生時代に勉強でも、研究でも、アルバイトやサークルでもなんでも良いので、真剣に取り組んだお話を聞きたいなと思います。その時の目的や、そこに込めた想いなども聞けるといいなと思ってますね。
皆藤:JSOLが一緒に働きたいのはどういう人ですか?
永田:大きく3つ求める人財像があります。
1つ目が『自主性・責任感・達成意欲』、2つ目が『好奇心・チャレンジ精神』、そして3つ目が『コミュニケーション能力・リーダーシップ』です。
まず1つ目の『自主性・責任感・達成意欲』ですが、我々がやっている仕事は、一人ひとりがプロフェッショナルとしてお客様の課題を解決する事だと考えています。ですので、「自分こそがお客様の課題を解決するんだ」という『自主性・責任感・達成意欲』を持った方を求めております。
2つ目が『好奇心・チャレンジ精神』になります。
IT業界は、新しい技術がどんどん生み出されていく業界なので、新しい技術や、課題にチャレンジしていく『好奇心・チャレンジ精神』にあふれた方を求めています。
そして最後3つ目は『コミュニケーション能力・リーダーシップ』です。
当社JSOLの仕事は、一人で完結する仕事がかなり少なく、基本的にはチームで一緒になって仕事を進めていきます。ですので、目標に向かってメンバーを巻き込みながら、一緒に引っ張っていける方と仕事できると良いなと思っています。
皆藤:選考中にITスキルがチェックされるということはあるんでしょうか?
永田:当社の場合は、一部のポジションを除いて、「このITスキルが絶対必要です」という基準は設けておりません。ただ、マッチングの中でこれまでのご経験については、ITスキル含めて伺わせてもらうこともございます。
皆藤:他にも採用で見られるポイントはありますか?
永田:まずはマインド面に関してですが、課題に対して自分で考えながら最後までやり抜く力を持っているか。という点です。当社の仕事がITを使ってお客様のビジネスの課題を解決することなので、そういったスキルを持っている方かを見ています。日進月歩で技術が進む社会なので、しっかりアンテナを張れる方、そしてチャレンジをし続けられる方が向いているかなと思います。
あとは最近、「多様性」というキーワードが非常に重要になってきています。プロジェクトに関わるメンバーも、いろんなメンバーがいますので、お互いの個性を認め合いながら、チームでコミュニケーションをとって、プロジェクトを進められる方というのを求めています。
皆藤:これまで内定をもらった方で永田さんが、印象に残っているエピソードはありますか?
永田:私が初めて新卒採用担当になった年なので、結構前ですが、当社の場合、各マッチングが終わった後に、実際に学生さんにお電話をして、マッチングの中で良かったことと、次回に向けてのアドバイスをしています。
良かったことは、比較的伝えやすいですが、改善点は人によって、「これ伝えてしまっていいのかな」と思うこともあるのですが、基本方針として伝えるようにしています。というのも、次回に向けて最大限に力を発揮してほしいなという我々の思いがあるので、そのような取り組みをしております。
実際に内定が出て、入社をしてくれた方から『あの時アドバイスをもらって、自分なりに伝え方を工夫してみましたよ』というような言葉をもらえた時に『伝えてよかったな』って心から感じ、印象に残っていますね。
皆藤:そんなことをしてくれるんですね!
永田:当社は「働く人」を一番大事に考える文化があるので、私が採用担当になった時には、前任者から『当社が大事にしているのは人だからこそ、社員に接するように学生さんにも接して欲しい』と言われたことがあって、ずっとこの文化っていうのは引き継がれているんだなと思いましたね。
皆藤:そのマッチングを進める中でも成長できますね!すごいですね!初めて聞きました!ではここからは今日からできるアドバイスをいただきたいんですが、ズバリ何でしょうか?
永田:「もし私がもう一回就活をするのであれば…」と考えると、当時、もっと計画的に進められたらよかったな。と思っています。
プロジェクトで例えると、「WBS」と呼ばれる、いつまでに何を、どうやって進めるかというタスクを一覧化するリストがあります。そういった形で全体のスケジュールを管理すると、自分が今どの立場で、どのフェーズにいるのかというのを確認できるので、大枠のスケジュールが決まっていれば、不必要に焦ったり、合わせることもなくなってくると思います。あとは、就活をしていると、ついつい周りの友人と比べてしまい、焦ってしまうことがありますが、志望している業界や企業が違えば、進捗やスケジュールが違うのは当たり前なので、他人軸じゃなく、自分軸で考えてもらうということが、とても大事かと思います。
皆藤:では最後に就職活動をしているみなさんへメッセージをお願いいたします。
永田:今やるべきこと、そして今しかできないことを自分自身で考えて選択し、やり抜いていただきたいなと思います。そして、学生のうちに何かに没頭すること。その経験が、きっと社会人になってからもご自身の力になると思いますので、途中で悩むこともあるかと思いますが、最後までやり抜くことをぜひ頑張ってください!