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一般的に話は短いほうがよいと言われます。かといって、ひとつの質問に対し、ひと言だけ返答するというのでは、面接はうまく進みません。では、どの程度の回答が適切かというと、面接官にもよりますが、個人的には20〜30秒程度が望ましいと考えます。回答の冒頭で、質問に対する明確な答えを述べ、その後、なぜそのように回答したのか、理由や考えを述べます。回答の後半を自己アピールにつなげてもよいと思いますが、その場合は、履歴書の内容をそのまま伝えるのはやめましょう。面接は、記憶力チェックの場ではないので、履歴書の内容を一言一句正確に伝える必要はありません。むしろ、要点だけに絞った回答のほうが、“話がまとまっている”といった印象を持ちます。ただし、面接官が皆さんの話について、共通の理解を持っているとは限りませんので、相手の立場からも分かりやすいような説明は、常に心掛けましょう。