池田 亜美加
Amika Ikeda
自由が丘支店 支店長
社員が意欲的に働く職場をつくりたい
誰しもに身近な金融業界に興味があり、銀行、証券、生損保などの企業説明会に参加して、特に関心を持ったのが証券会社でした。
直接金融で人々と企業をダイレクトにつなぐ、その役割と将来性に魅力を感じたからです。その中でも、丁寧な面接で私という人間をしっかりと見てくれた大和証券を選びました。私自身、先頭で引っ張るよりも人をサポートするタイプだと考えていたこともあり、一般職として入社しました。
最初は来店されるお客様の事務手続きに関する仕事がメインでしたが、徐々にお客様の担当もするようになっていきました。3年目を迎えたころ、適正を見てくれた上司から「同じ仕事をしているなら」と推薦もありエリア総合職へ転向。以降は、担当するお客様に対して本格的に営業をすることが業務になりました。営業職としてのプレッシャーを感じ、うまくいかないときもありましたが、いつも心がけていたことがあります。それは、「相手の立場になって考える」ということです。基本的な礼儀やマナーはもちろん、お客様の考えていること、求めていることは何かを常に考え行動していると、徐々に信頼関係を築くことができるようになりました。お客様から「あなたにお願いしたい」と言っていただき、大切な資産の運用をお任せいただけることに大きなやりがいを感じ、仕事に励みました。その結果、営業成績として実を結び、社長賞を受賞することができました。
12年目に支店から本部へ異動となり、人事部への配属となりました。お客様のためにする仕事から、自社の社員のために働くことへ変化することに戸惑いもありましたが、社員の困りごとや期待に応えて、一人ひとりが楽しく笑顔で働ける職場をつくることは、その先にいるお客様を笑顔にすることにもつながる。そう考えて業務に励みました。ワークライフバランスや女性活躍推進をより充実させる制度や取組みの実現のため奔走しました。
人事部で10 年の経験を積んだ後、自由が丘支店の支店長に任命されました。コロナ渦での業務は悪戦苦闘の日々でしたが、来店されるお客様はもちろん、支店で働く社員の不安を少しでも取り除きたいと、できるだけ出勤し声をかけるように努めました。社内社外問わず、小さなコミュニケーションの積み重ねが信頼関係につながると信じています。
最近、支店にお越しいただくお客様に良い香りがするおてふきを出すことにしたんです。小さな変化ですが、これも「相手の立場になって考える」ことの実践として、お客様に少しでもリラックスしていただきたいという思いから取り入れました。実は、私が飲食店で食事をしたときに感激したのがきっかけなんですよ(笑)。
着任して早や4年、大好きな自由が丘で気づきと実践を積み重ね、まいた種が一つずつ実を結んできています。私らしいリーダー像の実現に向かってさらに歩みたいと思います。
Career Timeline
1999
日々値動きがあるエキサイティングな証券会社へ就職
直接金融の将来性とフラットな評価に惹かれたが、意外にも当時は長く勤める意気込みではなく、キャリアをスタートさせた。
2001
入社時は一般職だったがエリア総合職に転向
支店の窓口業務に就いたが、上司の勧めもあり、試験を受けてエリア総合職に転向。仕事の幅が広がり断然おもしろくなった。
2010
支店勤務から本社人事部に異動。
社員が“お客様”になった
支店から本社人事部へ。労務などの仕事を中心に、社員の働きがいと笑顔のために何が必要か、社員をお客様と考えて活動する。総合職に転向。
2015
ワーク・ライフ・バランス
推進の先頭に立つ
人事部でワーク・ライフ・バランス推進の責任者に。「女性活躍」の一歩先へ、先進企業として日本の社会を引っ張る。
2020
支店長としてチームを束ねる
今度は支店をまとめる立場に。お客様のためにも、社員がパフォーマンスを発揮できる職場作りを実践する。