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ブンナビDATA活用術

●財務データ編

[Training8]「自己資本比率」は足腰の強さだ。でかい相手でも冷静に分析しろ!

会社のア・シ・コ・シ…って?

アタシ、ガッチリしたのがタイプ。安定感のある足腰、いいわよねぇ・・・・。
・・・はっ!またヘンなことを口走っちゃったわ。
違うの、今言った「安定感」は、会社の安定性のことよ。みんな、「安定している会社」好きでしょう?
ここは「安定感」のある相手をズバッと見抜く数字、「自己資本比率」について説明するわ。

分かりづらい?けどチョットだけ聞いて。

自己資本っていきなり言われても分かりづらいわよね。自己資本は、株主持分と同じ意味
「自己資本」つまり、「自分の資本」のことを理解しようとする前に、まずこの逆を考えると分かりやすいわ。

「他人の資本」は、「返済が必要な資本」でしょ?つまり「借金」ということ。
その逆だから、「自分の資本」は“返済の必要ない資金”のことなの。

具体的には、“株主”から集めた資本金や、それによって生み出した利益などのこと。“株を所有している人の資本”だから、「株主持分」とも言うわけね。(株式は“貸し付け”ではなく“投資”だから、企業側には返済の必要がないのよ。)

具体例を見てみましょ!

話を戻すわ。
会社全体の財産(総資産)の中で、「返済の必要ない資金の割合」が多い会社と、それが少ない会社。どっちが安定しているかはもう分かったわね?

「返済の必要がない資金=自己資本(株主持分)」が多ければ、その会社は安定しているという事。倒産のリスクも少ないわ。自己資本比率は、%で表されて、値が高いほど安定している証よ。

目安は「40%〜90%」ならかなり優良、10%を下回ると危険水域、0%以下の場合は債務超過ということよ。 ※中小企業は、借入金に頼らざるを得ない状況も多く、15%くらいが平均とされているわ。

でも実は、自己資本比率が“高すぎる”会社にも、落とし穴があるの。
それは次の[Training9]で!

POINT
  • 資産の中には、自分の資本と他人の資本があるの!
  • 会社の足腰は、自己資本(株主資本)の割合で決まる!
  • 値(%)が高いほど安定、40%〜90%は優良企業!中小企業は15%が目安よ!
ブンナビピンク

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