当社は創業後、X線フィルム、印刷用フィルムなど写真以外の多様な事業においても高い技術力をもとに高品質な製品を提供し、市場シェアを獲得してきました。その一方で、1980年代初頭からのデジタル化の兆しを敏感に感じ取り、時代の先を読んで率先して自社でデジタル技術の開発を進め、世の中に画期的な製品を提供してきました。世界初のX線画像診断のデジタル化を実現した「FCR」や世界初のフルデジタルカメラ「DS-1」の開発など、当社の歴史は社会のニーズに応え、自らを常に変化させてきた、イノベーションの連続だったと言えます。 写真フィルムの需要激減に対応して大きく事業構造を転換させてきた取組みも、まさに変革の一例です。 コーポレートスローガン「Value from Innovation」には、これからも富士フイルムが「イノベーターとしてのDNA」をもとに、社内外の知恵や技術を広く集めて融合させ、「新たな価値」を創出していくという想いが込められています。 富士フイルムは今後も「Value from Innovation」のスローガンのもと、変化を恐れず自らを変革させ、明日のビジネスや生活の可能性を拡げるチカラになるために、人々の心が躍る「技術」「製品」「サービス」を生み出し続けます。
富士フイルムグループは、コーポレートスローガン「Value from Innovation」の下、中期CSR計画「Sustainable Value Plan 2030」を策定しています。 当社グループのCSRの考え方にある「事業活動を通じて企業理念を実践することにより、社会の持続可能な発展に貢献すること」を積極的に進め、「環境」「健康」「生活」「働き方」の4重点分野を中心に社会に新たな価値を創出していきます。