
三井住友信託銀行株式会社
- [創業]
1925年7月 - [資本金]
3,420億円 - [経常収益]
1兆2,496億9,500万円
(2022年3月31日現在/単体) - [従業員数]
13,608人
(2022年3月31日現在)
正岡 晴恵
Harue Masaoka
チャレンジを続けた22年
就職氷河期のまっただ中、私は就職活動の流れに乗ることができず、働くイメージもないままサービス業に就いたものの4カ月で退職。次の就職先を探しているときに新聞広告で目にしたのが当社の一般職でした。人に寄り添い、その人生を輝かせるような仕事がしたいと思っていた私に信託銀行の「コンサルティング営業」という言葉がとても魅力的に響きました。面接を重ね最後に「君にもう一度、"舞台"をあげたい」と言っていただいた時のことは今でも忘れません。
大阪の本店営業部に配属され、まずは店頭で信託業務の基礎を学びました。その後、全国転勤型のコースへの転換をきっかけに外訪営業担当となり、ベテラン社員について朝から夜まで営業活動に汗を流す日々を過ごしました。そこでの実績が認められ、4年目に東京のプライベートバンキング部へ異動。営業部門で女性初の担当者となりました。当初は思うように成果を出せず苦労しましたが、目の前の数字にとらわれずお客さまに寄り添い、信頼関係を維持していくことで、少しずつ結果につなげていきました。
最初の産育休を経て復職したのは、同じ部に設置された投資顧問室の事務企画担当でした。PCさえ満足に扱えない私でしたが、独学で学んだ表計算ソフトを駆使し、さまざまな業務の効率化を図れたことで子育ての両立もでき、がぜん仕事が面白くなりました。折しも会社統合があり、商品の統合やシステムの見直しが進む中で、各部署と連携を取りながら営業活動を支える事務の安定化に奔走。周囲の方に支えられて営業一筋だった私に、新たな気づきと可能性をもたらす6年間となりました。

2回目の産育休から復帰した後、お客さまや会社のために一番パフォーマンスをあげられる仕事を自分なりに考え、思い切って希望を出すと、ほどなく吉祥寺中央支店のコンサルティング営業課の課長を任じられました。初めてもつ部下は20人。夢を抱いて当社に入社した若い人たちと一緒に試行錯誤する毎日はやりがいに満ちていました。私なりにさまざまな角度からアドバイスを送り、部下と向き合い、成長を促していくことは思いのほか楽しかったです。もっといろいろなことを知りたいと、私自身、業務の傍ら大学院に通ってマネジメントを体系的に学んだりもしました。
その後、本店の人事部に異動し、育成、人事運営担当を経て、現在は採用チーム長を務めています。入社以来、私が身をもって体験してきたように、この会社にはこれがやりたいと望めばそれを応援してくれる風土があり、的確なアドバイスをくれる人がたくさんいます。そんな当社の魅力を一人でも多くの方に伝え、成長と活躍の"舞台"を提供して、ともに成長し、未来を切り拓いていきたいと思っています。
Career Timeline
2001
人に寄り添い、人生の支えとなることを目指して入社した
私が関わることで、お客さまの人生がほんの少し豊かになり、楽しく、笑顔にできる仕事がしたかった。金融の知識などなく、新卒でもなかった私に新たなチャンスをくれたのが当社だった。
2005
最初は大阪、次は東京で法人や富裕層向けの営業に従事
入社後は大阪の本店営業部に配属、店頭業務を経て外訪営業に出た。2005年からは東京のプライベートバンキング部で営業に従事。結果が出ない時期もあったがひたすらお客さまとの信頼関係の向上に努めた。
2008
産休・育休を経て事務企画部門に復職。
業務の効率化に貢献した
長男が0歳での復職。業務フローの構築が急務だった信託商品の事務企画チームに復職。既存業務を見直し、新しいシステムを構築する楽しさを知る。営業と並ぶもう一つのスキルとキャリアが築けた。
2017
支店の課長を3年経験、その後人事部に異動してチーム長に
次に学ぶべきはマネジメントと考え、支店の管理職を希望。業務と並行してMBAも取得した。2017年に本店人事部に異動、2020年から採用のチーム長を務める。