
Sky 株式会社
- [創業]
1985年3月 - [資本金]
4億5千万円 - [従業員数]
3430名
(2022年12月1日現在)
原田 紗季子
Sakiko Harada
マネジメントを目指して
東京の食品会社に総合職として勤務していた私は、夫の勤務の都合で東海地方に転居することになり、Sky株式会社に出会いました。職種に関係なくキャリアを積んでいけると聞いたことが、事務職を希望していた私にとって大きな魅力でした。入社後は管理部総務課に所属し、社員が働きやすい環境をサポートする業務に関わっています。
4年目に課内のリーダーの1人となり、5人のチームを率いて主に勤務表チェックの仕事に関わりました。それを2年半ほど続け、2014年4月から産休と育休を取得しました。同じように休業取得後に復業し、子育てをしながら頑張っている多くの女性社員の姿があったので大きな不安はありませんでしたが、これまでつみあげてきたキャリアがゼロに戻ってしまうのかな、という漠然とした寂しさのようなものを感じていたことは事実です。

しかし、それが全くの杞憂であったと分かったのは、1年2カ月の産休・育休から復業して間もなくのことでした。私は育児短時間勤務で、もちろん残業もできません。しかし復業1年後、私はサブチーフに任命され2年後の2018年4月にチーフ、その2年後の2020年に係長、そして2021年10月には課長代理へと昇進しました。すべて短時間勤務中のことです。短時間勤務中は自分の時間管理や仕事の優先順位の付け方、担当している仕事をオープンにしておくことなど、いろいろ心がけていましたが、やはり、私一人では業務を進めることができていなかったと実感しています。多くのメンバーの支えや上司の理解があったからこそ、昇進を重ねることができました。うれしさを感じつつも「本当に私でいいのか」と逡巡する私に、上司はこういう言葉をかけてくれました。「出産・育児を経て復業した女性として、あなたにしか気づけないことがある。それを活かしてほしい。それに短時間勤務で子育てをしながら働いている女性が昇進していく姿は後に続く女性社員の励みにもなる。プレッシャーもあるだろうが、ぜひ頑張ってほしい」と。この言葉に大きな勇気をいただきました。私は現在、名古屋支社に勤務しながら全国に55名いる管理部総務課員をマネジメントする4人管理職の1人として仕事をしています。
事務職だから、女性だから、長期の休業を取り、短時間勤務をしているから……いずれもこの会社が行う人事評価には何の関係もありません。当社ならではの良き制度と社風を受け継ぎ、後進を育てながら会社の成長と発展にさらに貢献していきたいと思っています。
Career Timeline
2007
夫の勤務の都合で転居
名古屋で再就職先を探した
新卒で最初に働いたのは東京の食品会社だった。総合職として3年間勤務。しかし結婚後、夫の都合で東海地方に転居することになり、退職して新たな就職先を探してSkyに出会った。事務職を志望して中途入社した。
2011
リーダーとして活動したが、出産・育児で1年余の休業を取得
入社後は管理部総務課に在籍。2011年にリーダーになり主に勤務表チェックの中心メンバーとして業務を進めた。2014年4月から2015年5月まで産休・育休を取得。ひたすら子育てに励んだ。
2015
時短勤務。周囲のあたたかいサポートを受けながら勤務
2015年5月の復業後は最長で105分、その後は60分、定時より短い勤務をしていた。さらに子どもの急な発熱などで早退する日もあった。まわりのあたたかいサポートを受けながら勤務を続けた。
2021
誰もが存分に力を発揮できるよう私らしいマネジメントをしたい
全国の管理部総務課をまとめるのは部長、次長、課長、課長代理の私の4名。普段は名古屋支社にいながら、視野を広く持ち全国の状況をつかむことを心がけている。私だからできるマネジメントを追求していきたい。